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デンソー、自動運転車向けの遠隔操作技術を導入へ

デンソー(DENSO)とOttopia社は6月18日、提携を結び、デンソーがOttopia社の自動運転車向け遠隔操作技術を導入すると発表した。

Ottopia社は、イスラエル・テルアビブに本拠を置き、自動運転車やネットワークのサイバーセキュリティを手がけている。安全で拡張性があり、サイバー攻撃に強い方法で、離れた場所から人が車両を誘導できるシステムを開発している。

デンソーはOttopiaと提携して、自動運転車の直接、間接的な遠隔操作を可能にする「アドバンスド・テレ・オペレーション(ATO)プラットフォーム」を導入する。ATOプラットフォームは、車両の遠隔操作の新たな基準を打ち立て、安全な自動運転車を実現する技術だ。

遠隔操作は、複雑な状況下にある自動運転車をアシストするために必要になるという。自動運転車に人の介入が必要になるケースが出てくるためだ。ATOプラットフォームは、最新のAI(人工知能)と遠隔操作を併用することにより、複数の自動運転車を効率的に支援することができるという。

ATOプラットフォームは、専用ネットワークボンディングと超低遅延コーデックを活用し、既存の一般携帯電話回線を介して、車両のリアルタイム遠隔操作を確実に行う、としている。