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GMOインターネット、チューリングに出資…完全自動運転AI開発を加速

  • 《写真提供 GMOインターネット》

GMOインターネットは、完全自動運転システムの開発に取り組むスタートアップのチューリングと、GPUクラウド分野における戦略的パートナーシップおよび出資に関する覚書を締結したと発表した。

GMOインターネットはチューリングに32億円を出資するとともに、「GMO GPUクラウド」の4年間の長期契約を締結する。チューリングは「GMO GPUクラウド」が提供する「NVIDIA H200」および「NVIDIA B300」GPUを採用した総理論演算性能約0.37EFLOPS(エクサフロップス)を誇る大規模AI計算資源を活用することで、完全自動運転AI開発を推進する。

チューリングは、完全自動運転の開発に取り組むスタートアップである。環境認識から経路計画、運転制御までを単一のAIで行うE2E(End-to-End)自動運転AIと、人間社会の常識や背景、文脈の理解を獲得した大規模基盤モデルを同時に開発している。これらを統合することで、あらゆる条件下において車が人間の代わりに運転操作を行う「完全自動運転」の実現を目指し、自動運転AIシステムの開発に経営資源を集中している。

GMOインターネットは2024年11月より、AI・ロボティクスなどの進化に伴う高度な演算処理需要の高まりを受け、計算性能と開発環境のユーザビリティに強みを持つGPUクラウドサービス「GMO GPUクラウド」を提供している。

「GMO GPUクラウド」は、NVIDIA H200 Tensor コアGPUに続き、2025年12月には「NVIDIA Blackwell Ultra GPU(B300)」を搭載した最新のGPUクラウドサービスを国内最速クラスで提供開始している。

NVIDIA H200 Tensor コアGPUを搭載するサービスでは、国内初となる高速ネットワークNVIDIA Spectrum-Xと高速ストレージ環境と、シンプルかつフルマネージドなジョブスケジューラーシステムを標準提供している。

「NVIDIA Blackwell Ultra GPU」を搭載したクラウドサービスでは、AI推論モデルに最適化された「NVIDIA HGX B300 AIインフラストラクチャ」を導入し、大規模言語モデルの高速推論やエージェント型AI開発など、最先端AIワークロードに最適な高性能環境を提供している。

GMOインターネットでは、NVIDIAの最新世代をいち早く導入し、ネットワーク・ストレージ・運用基盤まで一体で進化させながら、最先端AIワークロードに対して常に最適な実行環境を提供する。また、マルチインスタンスGPU(MIG)機能、ウェブポータルソフトウェア「Open OnDemand」、モニタリングダッシュボード(Grafana)等、継続的な機能拡充を実装し、リソース効率の向上と開発サイクルの加速を支援している。

日本のエンジニアチームによる24時間サポート体制により、AI開発者の負担を大幅に軽減する。さらに、国内データセンターですべてのデータを保管・管理する「ソブリンクラウド」として、重要な技術情報とデータ主権を国内で確保する。

チューリングは、従前より「GMO GPUクラウド」を同社の完全自動運転AI開発に採用している。今回GMOインターネットは、チューリングに32億円を出資するとともに、「GMO GPUクラウド」の4年間の長期契約を締結することで、同社に安定的な資金と計算資源を提供する。

これにより、今後の計算資源需要の高まりに対応した安定的な供給とサポート体制を拡充し、完全自動運転の実現に向けた開発加速を後押しする。また、環境構築・運用を通じて得られた知見や、チューリングの最先端AI開発現場からのフィードバックを活かし、常に最高の研究・学習環境を提供する体制を構築する。

AI技術の進化は、自動運転のみならず、医療・製造・農業などあらゆる産業の発展を加速し、高齢化や労働力不足といった日本の構造的課題の解決にも直結する。中でも完全自動運転は、世界中の企業が技術開発を競う最先端領域であり、日本のスタートアップが世界の標準技術を創出していくためには、最先端の計算資源と安定した長期開発体制の両立が不可欠である。

今回の戦略的パートナーシップを通じて、GMOインターネットは「GMO GPUクラウド」を継続的に進化させ、チューリングの完全自動運転システム開発を力強く支援する。計算資源を提供するインフラ事業者として、国内AI技術が産業競争力と社会の持続可能性を高める基盤づくりに挑戦し続ける。