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モデリスタの新境地!「ドレスの裾」をまとったアルファード、シンプルを極めた造形美に佐藤隆太も驚嘆…東京オートサロン2026
モデリスタ(トヨタカスタマイジング&ディベロップメント)が「東京オートサロン2026」で披露した『アルファード』とレクサス『ES』の2台は、従来のカスタマイズカーとは異なるデザインコンセプトが特徴的だった。
『アルファード モデリスタ コンセプト』は、ドレスの裾が広がるような流麗な曲線でボディを包み込む。『レクサスES モデリスタ プロトタイプ』は、電気自動車の電費性能を損なわない繊細なエアロデザインを追求。いずれも「引き算の美学」とも言える、これまでのモデリスタとは明らかに異なるアプローチだ。
1月9日、幕張メッセで行われたプレスカンファレンスには俳優の佐藤隆太さんがゲストとして登場。実車を目の当たりにした佐藤さんは「どちらも未来的なかっこよさがある。シャープで、洗練されている」と第一印象を語った。
◆起伏を抑えたシンプルな造形、だからこそ難しい
デザインを担当した松本氏は、新しいデザインフィロソフィー「GEOMETRICAL organic(ジオメトリカル オーガニック)」について解説した。
「幾何学的でシャープなライン(GEOMETRICAL)と、有機的で柔らかな面(organic)の融合。流麗でありながらシャープさも合わせ持つ、近未来的な造形を目指しています」
アルファード モデリスタ コンセプトのデザインコンセプトは「Magnific IMPERIAL(マグニフィック インペリアル)」。壮大な威厳を意味し、フロントからサイド、リアへと「ドレスの裾」のように優美に広がる造形が特徴だ。
しかし、このシンプルさこそが最大の難関だったという。
「造形的には非常にシンプルに作っています。起伏がたくさんあるデザインは比較的やりやすいんですが、ここまでシンプルに仕上げると物寂しくならないようにするのが難しい。とにかくシンプルに作りたいという思いがあったので、その塩梅は非常に難しかったですね」
◆メッキからLEDへ、「宝石のような輝き」を追求
従来のモデリスタといえば、メッキパーツを多用した存在感のあるスタイルが特徴だった。しかし今回、その象徴とも言えるメッキに代わって採用されたのがLEDイルミネーションだ。
「今までのイルミネーションは、フォグランプやヘッドランプなど機能的なものが進化していった流れでした。今回は違います。メッキパーツがイルミネーションへと置き換わったイメージです」と松本氏は説明する。
注目すべきは、その光り方だ。ランダムな形状のLEDがプリズム感を生み出し、まるで宝石のような輝きを放つ。しかも点灯していない状態でも、自然光による陰影が美しい表情を見せるという。
佐藤さんは「パッと見てすごく綺麗ですけど、これを実現するには非常に複雑で丁寧なアプローチをされている。すごく難しいことをされているんだろうなという印象」と、その完成度に感嘆した。
◆内装には「本物の石」、視覚と触覚で感じる上質
白を基調としたシートとセンターコンソール。その中で異彩を放つのが、ドアトリムに採用された「リアルストーン」だ。本物の石を薄く加工したオーナメントで、視覚だけでなく触覚でも上質さを感じられる。
車内に乗り込んだ佐藤さんは「これは想像以上」と声を上げた。「皆さん見れないかもしれませんが、ドアの内側のパネルがリアルな石を使っているんですよ」
松本氏によれば、このモダンリビング的な空間づくりは、アルファードというクルマのキャラクターを考えれば必然だったという。「アルファードは居住空間としての快適さが重要。そこをさらに高めたかった」
◆電費を損なわないエアロ、レクサスESの繊細な設計
もう1台の「レクサスES モデリスタ プロトタイプ」は、2026年春頃発売予定の新型ESに装着する市販予定モデルだ。モデリスタの新デザインフィロソフィーを体現する、最初の市販モデルとなる。
電気自動車であるESでは、空力性能への配慮が欠かせない。松本氏は「いわゆる電費と言われる性能をスポイルしてはいけない」と、開発の制約を明かす。
「あまり突き出したり、床下の空気の流れを邪魔してはいけない。だからエアロとしては控えめなんですが、伸びやかさと低重心感は表現したかった」
実際、床下もフロントからリアまで空気がスムーズに流れる設計を維持。その上でフロントスポイラー、サイドスカート、リアスカートにブラックのラインを通すことで伸びやかなフォルムを実現している。
特筆すべきは、サイドスカートに設置された間接照明だ。グリーンからブルーへのグラデーションがほのかに光り、情緒的な印象をもたらす。
「外装での間接照明は今回が初めて。直接目に入らないように、ふわっと光る形を目指しました」と松本氏。佐藤さんも「すごく大人なアプローチですね」と評した。
もう一つ、こだわったのは「後付け感のなさ」だ。
「ベースのクルマを壊してはいけない。でも、お客様には代わり映えをしっかり価値として受け取ってもらいたい。そのバランスが難しいところで、装着したときに全体の完成形になることを目指しています」
◆西脇社長は「海猿」ファン、佐藤隆太は3台連続アルファード
プレスカンファレンスでは、西脇憲三社長と佐藤隆太さんの意外なエピソードも飛び出した。
西脇社長は佐藤さんに会えることを楽しみにしていた理由を明かした。「佐藤さんは『海猿』の吉岡役でもありますが、私は海猿が大好きでして。当時あの映画を見て、ライセンスを取って、筋トレをして、サラリーマンだけど人を助けようと思ったんです」
まさかの告白に佐藤さんも「出ててよかったです」と笑顔。一方、佐藤さんもモデリスタとの縁を明かした。「実は僕、個人の車として買った車が今まで3台あるんですけど、全部アルファードなんです」
3台連続でアルファードを選ぶほどのファン。購入時にパンフレットでモデリスタを何度も目にしていたが、実際にカスタムの世界に触れるのは今回が初めてだったという。
「乗り心地がいいからこそ3台続けてアルファードを選んできた。でもずっと乗り続けていると個性を出したくなる。今日の経験で一気にカスタムへの興味が湧きました」
西脇社長は「次のアルファード、ぜひモデリスタを選んでいただいて、一緒にブランディングを進められたら」とラブコールを送った。
◆来年30周年、「資産になる本物の商品」を目指す
モデリスタブランドは今年で29年目、来年には30周年を迎える。
西脇社長は「これからのモデリスタは、単なる嗜好消費材ではなく、装着・所有していただくことで価値を生む、そんな資産になるような本物の商品をお届けし続けます」と決意を語った。
また今回のオートサロンでは、障がい者アートを商品化するスタートアップ「ヘラルボニー」とのコラボレーションも発表。西脇社長自身もヘラルボニーのポケットチーフを身につけ、「異彩を放て」というミッションに共感を示した。












