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アウディが赤信号ストップを減らすV2Iサービス、ドイツに導入へ

アウディは5月14日、「V2I」(車両対インフラストラクチャー)サービスの「TLI」(トラフィック・ライト・インフォメーション=交通信号情報)と「GLOSA」(青信号最適化速度推奨機能)を、ドイツ・インゴルシュタットに導入すると発表した。

TLIは「アウディコネクト」を搭載したモデルに採用され、対応するアウディ車のディスプレイに、信号機に関する情報を表示する。

TLIには、「Time-to-Green」機能を採用する。信号機に近づくと、信号機データを、4G LTEといった高速インターネット経由で車載コンピュータに送信する。信号が赤の場合、青に変わるまでの時間が表示される。これで信号待ちのストレスが低減される。

GLOSAは、信号機の情報と自車位置から、青信号点灯中に通過できる速度を計算して、アウディバーチャルコクピットやヘッドアップディスプレイに表示し、ドライバーに推奨する。推奨速度は制限速度内。これにより、赤信号での停車回数を減らすのが狙いだ。

アウディはTLIとGLOSAを、ドイツ・インゴルシュタットに7月から導入する。2020年以降は、欧州の他の都市にも拡大展開する予定だ。インゴルシュタットでは、『e-tron』の全車と、2020年モデルの『A4』、『A6』、『A7』、『A8』、『Q3』、『Q7』、『Q8』の「アウディコネクト・ナビゲーション&インフォメーションパッケージ」、カメラベースの交通標識認識システム搭載車で、このサービスが利用できる。