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日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ

  • 《photo by Nissan》
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日産自動車は12月18日、インド市場向けに開発した新型7人乗りBセグメントミニバン『グラバイト』(GRAVITE)のティザー写真を公開した。2026年初頭に現地で発売する予定だ。

同モデルは、インド市場向けに刷新された製品ラインアップの第1弾として投入される。

グラバイトという車名は「重力」を意味する言葉に由来し、バランス、安定性、強い引力を象徴している。この名称は、快適性、優れた多用途性、シームレスな接続性で家族をサポートする車両を設計するという日産のビジョンを反映している。14億人のインド国民と、国の基盤を形成する1万9000の方言や儀式からインスピレーションを得て開発された。

インテリアは、広々とした客室空間とクラス最高レベルの収納イノベーションにより、家族の移動を変革する。超モジュール式シートは、乗客と荷物のニーズの変化に容易に対応し、スマートな空間活用により、日常の通勤から長距離の家族旅行まで、あらゆる場面でシームレスな使い勝手を実現する。

エクステリアデザインは、日産のグローバルデザイン言語に沿った大胆で独自のアイデンティティを確立している。日産のDNAを象徴するCシェイプのフロントグリルが、即座に認識できる存在感を生み出す。水平方向のスリークなプロポーションと力強いスタンスが、モダンなエレガンスと実用性を融合させている。

グラバイトは、このセグメントで唯一、ボンネットとリアゲートに車名ロゴを配しており、アイデンティティを強力にアピールしている。リアファサードも日産のシグネチャーであるCシェイプのインターロックテーマを継承し、あらゆる道路で存在感を放つ。

グラバイトは、2024年7月に発表された日産モーターインディアの野心的な製品攻勢の第2弾モデルとして位置づけられる。製品ロードマップには、2026年初頭のグラバイト発売に続き、2026年半ばに『テクトン』、2027年初頭に7人乗りCセグメントSUVの投入が含まれており、インド市場向け製品の多様化と強化に対する日産の継続的なコミットメントを再確認するものとなっている。

グラバイトはチェンナイで現地生産される予定で、この生産体制はインド顧客の進化するニーズに特化した車両を提供するという日産モーターインディアの揺るぎないコミットメントを強化するものという。

この成長を支えるため、日産は全国のディーラーネットワークの拡大を加速しており、全国でのアクセシビリティと顧客体験の向上を確保している。

この勢いに乗り、日産の小型SUV『マグナイト』は「メイド・イン・インディア」モデルとして最も成功した製品の1つとして、ブランドのグローバルな存在感を強化し続けている。現在、南アジア、中東、アフリカ、ラテンアメリカの65市場に輸出されており、マグナイトの高い受容性は、日産の製造・輸出拠点としてのインドの重要な役割を裏付けている。

さらに、日産は2025年10月に次期プレミアムSUVのテクトンを発表し、インドでの将来を見据えた製品ロードマップを強化している。力強いデザインと最新テクノロジーを備えたテクトンは、ブランドの次の成長段階の基調を設定し、今回発表されたグラバイトを補完しながら、インド市場向けにカスタマイズされた強力なマルチセグメント攻勢を示している。

なお、グラバイトの仕様や価格を含む詳細は、今後発表される予定だ。