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ポルシェ『パナメーラ ターボ』、究極のカスタム「ゾンダーヴンシュ」仕様を公開…後席にシャンパンクーラー

  • 《photo by Porsche》
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ポルシェは、ドバイで開催された「アイコンズ・オブ・ポルシェ」フェスティバルにおいて、『パナメーラ ターボ』のゾンダーヴンシュ(Sonderwunsch)を初公開した。顧客の夢を実現するカスタマイズの完成形を示すものとなっている。

グラデーションとコントラストカラーが外装の雰囲気を反映し、エレガントなデザインと最高レベルの職人技を組み合わせた内装を生み出している。

外装の最も印象的な特徴は、ツートーンペイントのフェード効果だ。レブロン・バイオレット・メタリックがボディ下部3分の1でソリッドブラックへと滑らかに変化する。クリアトップコートに含まれる金箔が、深みのある高品質な効果を生み出している。インテリアはこれに呼応し、ブラックからメタリックのサンセットレッドへと微妙なカラーグラデーションを採用。この色はシート中央部、パーセルシェルフなどに使用されている。

このゾンダーヴンシュプロジェクトのために特別に開発されたコントラストカラー「アヴィウム・メタリック」は、外装と内装の橋渡しをしている。外装ではピンストライプ、アルミホイールの外面、サイドウィンドウフレームに使用され、内装ではセンターコンソールトリムのゾンダーヴンシュレタリング、スイッチ類、スポーツクロノディスプレイの周囲と針などに採用されている。ドライブモードスイッチのリング、トリムストリップ、ドアハンドル、ドアパネルのスピーカーグリル、シートのパイピングもアヴィウムカラーで仕上げられている。

ダッシュボードとドアパネルはブラックレザー仕上げで、バリックレッドのダブルステッチが施されている。ドアパネルには黒染めのチェスナット材の要素が装飾されている。フロントシートのバッジはインテリアのハイライトで、顧客へのインスピレーションも意図している。パナメーラが開発・生産されたポルシェの拠点に敬意を表し、運転席側にはツッフェンハウゼン、助手席側にはライプツィヒの地理座標が刻まれている。シートベルトはバリックレッド色だ。

デザインスタジオで制作された2つのコンセプト機能は、最も珍しい要望でも細部まで最大限の注意を払って実現できることを示している。シガーヒュミドールには、シダー材のインサートと湿度計が組み込まれ、常に最適な湿度を保つ。ヒュミドールはセンターコンソールの収納部に配置され、ガラスカバーから高級タバコ製品を眺めることができる。取り外し可能なインサートには、シガーカッターやライターなどの高品質アクセサリーが収納されている。

潜在的な装備の詳細のもう一つの例は、照明付きシャンパンクーラーだ。リアシートに統合され、小型ボトル1本とグラス2脚を収納できる。グラスはアームレストに保管可能だ。コンポーネントはアヴィウムで塗装され、ボトルホルダー自体はブラックレザー製で「ゾンダーヴンシュ」のレタリングがエンボス加工されている。アームレストのポルシェクレストはターボナイト仕上げだ。

ラゲッジルームは全面レザー張りで、高級感をさらに強調している。アヴィウムカラーで縁取られたブラックアルマイト処理の金属インサートが、荷物による傷から保護する。ローディングシル保護部は、本物の金箔入りのブラック塗装金属製で、真に絶妙な外観を実現している。インテリアは、ブラッシュドブラックアルミニウム製のドアシルトリムで補完され、白色照明の「ゾンダーヴンシュ」レタリングが施されている。アヴィウムステッチとエンボス加工のポルシェクレストが入ったブラックレザーのキーケース、バリックレッドステッチ入りのブラックレザー充電ケーブルバッグが、広範なインテリアのカスタマイズを締めくくっている。