注目の自動車ニュース

レクサス『UX 300h』、米2026年モデルは「F SPORT」拡充…「デザイン」と「ハンドリング」の2仕様

  • 《photo by Lexus》
  • 《photo by Lexus》
  • 《photo by Lexus》
  • 《photo by Lexus》
  • 《photo by Lexus》
  • 《photo by Lexus》
  • 《photo by Lexus》
  • 《photo by Lexus》
  • 《photo by Lexus》
  • 《photo by Lexus》

レクサスは、小型ハイブリッドSUV『UX 300h』の2026年モデルを米国で発表した。日本仕様では1グレードの「F SPORT」が、米国では「F SPORTデザイン」と「F SPORTハンドリング」の2仕様設定される。

2026年モデルでは、2025年モデルで追加された強力なハイブリッドパワートレインやアップデートを継続し、カラーとトリムに若干の変更を加えている。2025年内に米国で発売予定だ。

2026年モデルのUX 300hは8つの異なるモデルで展開され、F SPORTデザインとF SPORTハンドリングを含む。F SPORTモデルには専用ホイール、グリル、ダークルーフレール、ブラックルーフ、パワームーンルーフ、レインセンシングワイパー、フォグランプ、コーナリングランプなどが装備される。

今年新たに、F SPORTグレードには18インチスプリット5スポークアルミホイールのブラック&マシン仕上げ、ブラックウィンドウトリム、リアブラックバッジオーバーレイを含むアピアランスパッケージが追加された。

F SPORTモデルは、オブシディアンルーフと組み合わせた5つのカラーオプションに加え、新色のモノトーンキャビアを用意。カラーラインナップには、コッパークレスト、クラウドバーストグレー、イリジウム、ウルトラホワイト、ウルトラソニックブルーマイカ2.0が含まれる。

F SPORTハンドリングは、F SPORTデザインをベースに、アクティブバリアブルサスペンションを搭載し、ハンドリングの鋭さ、安定性、乗り心地を向上させている。インテリアには、アルミニウムフットレストとスカッフプレート、F SPORT専用スポーツシート、パワーステアリングコラム、ヒーター付きステアリングホイール、シフトノブ、メーター、アルミニウムスポーツペダルが装備される。今年からF SPORTハンドリングには、キックセンサー付きパワーリアドアが標準装備となった。

2026年型UX 300hのインテリアは、ドアパネルのボタンレイアウトとクローム仕上げの装飾が新しくなり、より洗練されたデザインとなった。F SPORTハンドリングには、ドアパネルとセンターコンソールに新しいヘアライン仕上げが追加されている。

2026年モデルでは、プレミアムおよびF SPORTモデル全車に12.3インチのマルチインフォメーションディスプレイがインストルメントクラスターに標準装備され、ベースモデルには7.0インチディスプレイが標準となる。両ディスプレイともユーザーによるレイアウトのカスタマイズが可能だ。

F SPORTデザインには8インチスクリーンが標準装備され、F SPORTハンドリングには12.3インチスクリーンが標準装備される。

F SPORTデザインのダッシュトリム仕上げは、和紙の質感からインスピレーションを得たもので、日本の伝統的な家屋に見られる穏やかで温かみのある雰囲気を演出している。

シート表皮には、ブラック、パロミノ、バーチ、ラピスのカラーバリエーションでニュールックスが採用されている。F SPORTハンドリングは、ブラックとバーチに加え、ブラックとサーキットレッドの専用シートを用意している。

2025年モデルから採用された第5世代レクサスハイブリッドシステムは、直列4気筒2.0リッターガソリンエンジンと2つのモータージェネレーターを遊星歯車式無段変速機で組み合わせたものだ。

エンジンと電気モーターが協調して作動することで、レスポンスの良い走行性能を確保しながら、コンパクトで軽量なリチウムイオンバッテリーを充電する2つの電気モーターを使用することで、優れたエネルギー効率を実現している。60セルのバッテリーはリアシート下に配置され、乗員の快適性と収納容量の確保に貢献している。

2025年モデルから採用され2026年モデルにも継続されるハイブリッドトランスアクスルは、フロント83kW、リア30kWのモーター高出力化を可能にした。エンジン、リチウムイオンバッテリー、高出力モーターを組み合わせることで、最大196馬力を発揮する。

UX 300hにはシフトバイワイヤ技術が採用され、シフト操作を電気信号に変換する。機械的な接続がないため、より迅速でシームレスなシフト体験を実現している。2026年型UX 300hは、メーカー推定の0-96km/h加速タイムが全輪駆動で7.9秒、前輪駆動で8.0秒に向上している。

UX 300hには、リアアクスルに永久同期モーターを配置し、低グリップや加速時にほぼ瞬時に駆動力を適用するレクサスの革新的な全輪駆動システム「E-Four」を装備できる。

UX 300hのメーカー推定燃費は、前輪駆動モデルで複合43mpg、全輪駆動モデルで41mpgとなっている。