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VWが初、独「ゴールデンステアリングホイール」で4部門制覇…『ゴルフGTI』や新型『Tロック』
フォルクスワーゲンは11月18日、ドイツの自動車専門誌『AUTO BILD』と新聞『BILD am SONNTAG』が毎年開催する「ゴールデンステアリングホイール」2025年版において、4部門での受賞を果たしたと発表した。これは49年の歴史上初の快挙だ。
コンパクトクラスでは、『ゴルフGTIエディション50』が電動モデル2台を抑えトップとなった。上級ミドルクラスでは、『ID.7 GTXツアラー』がドイツの高級車メーカー2車種を凌いで優勝した。ファミリーカー部門では、『タイロン』がチェコとスウェーデンのSUVを破り最高評価を得た。さらに、新型『Tロック』は4万ユーロ以下の車種の編集者賞を受賞した。
フォルクスワーゲン乗用車のトーマス・シェーファーCEOは、「一度に4つのゴールデンステアリングホイールを獲得したのは当社が初めて。チーム全体の努力の証であり、2030年に向けた戦略『フォルクスワーゲンBOOST 2030』の正しさを示す重要な兆候だ」と述べた。
同賞は1976年から欧州で最も権威ある自動車賞の一つとされ、今年は72車種が対象となった。AUTO BILDの読者や欧州のパートナー誌、BILD am SONNTAG読者による予備投票を経て、各カテゴリの上位3車種が独アルザイツリングで専門家とレーサーらのテストを受けた。評価項目は走行性能、シャシー、デザイン、品質、持続可能性、価格性能比、安全性、燃費の17項目にわたる。
GTIは来年50周年を迎え、それに合わせて239kW(325PS)、トルク420Nmの最強モデルであるゴルフGTIエディション50を発売する。ID.7 GTXツアラーは2024年夏に加わった初のフォルクスワーゲン純電動ステーションワゴンで、250kW(340PS)のデュアルモーターAWDを備え広い室内空間と高い快適性を実現している。タイロンは『ティグアン』と『トゥアレグ』の間に位置する大型SUVで、最大7人乗り仕様や最大牽引能力2.5トンを特徴とする。新型Tロックは前モデル比でスポーティかつエレガントなデザイン、広さと快適性の向上、革新的なハイブリッド技術と上級クラスの支援システムを備えている。












