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トヨタ『アイゴX』改良新型、欧州Aセグ初のフルハイブリッド生産開始…「GRスポーツ」も設定

  • 《photo by Toyota》
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トヨタモーターヨーロッパ(TME)は、チェコ共和国のトヨタモーターマニュファクチャリングチェコリパブリック(TMMCZ)で、改良新型『アイゴXハイブリッド』の生産を開始したと発表した。

欧州におけるトヨタの最もアクセスしやすいモデル、アイゴXハイブリッドは、Aセグメント初のフルハイブリッド車としてデビューし、市場の非プラグイン車の中で最低のCO2排出量を実現している。これにより、ハイブリッド技術がこれまで以上に身近なものとなった。

『アイゴ』の生産は20年前の2005年2月に始まった。2021年に導入されたアイゴXは、クロスオーバー風のデザインへの転換を示し、現在までに36万5000台以上が生産されている。

改良新型アイゴXハイブリッドは、チェコ共和国コリンのTMMCZで生産を開始。同工場では約3200人の従業員が働き、部品の65%を現地調達している。2002年の設立以来、アイゴ、アイゴX、『ヤリス』を含む230万台以上のトヨタ車を生産してきた。

改良新型アイゴXは、Aセグメントに初めてフルハイブリッドパワーを導入し、トヨタの最小かつ最もアクセスしやすい車両に電動化を拡張した。現在ヤリスと『ヤリスクロス』に搭載されている新しいパワートレインが、従来の1.0リッターガソリンエンジンを完全に置き換えた。

アイゴXをハイブリッドコンポーネントに対応させるため、革新的なパッケージングソリューションが必要だった。トヨタのハイブリッド車として初めて、2つのバッテリーセルスタックがリアシート下のフロア幅方向に縦方向レイアウトで配置されている。

より大きなハイブリッドパワートレインに対応するため、フロントオーバーハングが76mm延長されたが、アイゴXのプロポーションは保たれている。

最新のアイゴXは、ヤリスと同じハイブリッド技術を使用し、より力強く刺激的な走りを提供する。システム全体の出力は従来の非ハイブリッド版と比較して44hp増加し、最大116hpに達している。0-100km/h加速は10秒以内を実現し、クラス最高レベルのCO2排出量86g/kmを達成している。