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第8世代レーダー技術、300m超の長距離検知と4D角度分解能を実現…Aptivが発表

  • 《photo by Aptiv》
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アプティブ(Aptiv)は、最新の第8世代レーダー技術を発表した。同技術は先進運転支援システム(ADAS)の進化する要求に対応するため開発された。

第8世代レーダーは、アプティブ独自のアンテナとシリコン設計により、AIと機械学習を活用したADAS機能をサポートする高性能・高解像度センシングを実現している。

新技術の主な特徴として、フォワードレーダーは300m超の長距離検知と超精細4D角度分解能を提供し、前世代比30%の性能向上と垂直視野角の2倍拡大を達成した。デュアルモードコーナーレーダーは、水平識別能力を25%向上させ、垂直識別も可能にした。

また、レーダーとカメラデータを統合した小型多機能ソリューション「PULSE センサー」も発表された。超短距離技術と全周囲ビューカメラを組み合わせ、最大4個の超音波センサーを代替できる。

アプティブのソフトウェア・先進安全・ユーザーエクスペリエンス担当エグゼクティブバイスプレジデント兼プレジデントのジャベド・カーン氏は「第8世代レーダーは、インテリジェントなソフトウェア定義車両への道のりにおける大きな前進を示している」と述べた。

同社は25年以上のレーダー技術専門知識を背景に、独自のソフトウェアとハードウェア知的財産を組み合わせ、困難な気象・照明条件下でも幅広い運転ソリューションの性能を大幅に向上させている。