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ホンダ『S2000』にスーパーチャージャー、老舗JDMチューナーが580馬力にカスタム…SEMA 2025

  • 《photo by Bulletproof Automotive》
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ブレットプルーフオートモーティブ(Bulletproof Automotive)は、SEMAショー2025において、ホンダ『S2000』をベースとしたカスタマイズモデル「BP25」を発表した。

同社は2000年代初頭から日本の高性能チューニング文化をアメリカに紹介してきたパイオニア的存在。Top Secret、Amuse、Aragosta、Varis、Mine’sなど、日本の有名ブランドに着目し、創設者のベン・シェーファー氏は「The Real JDM」という月刊コラムで日本のチューニングトレンドを英語圏に広めた。

ブレットプルーフオートモーティブ創業25周年を祝うBP25は、同社の歴史的な「コンセプトワン」と同じランボルギーニ・バルーンホワイトで塗装され、ゴールドのグラフィックアクセントが施されている。

心臓部には、ブレットプルーフ仕様の2.0Lエンジンを搭載。スーパーチャージャーにより580hpを発生し、9300rpmまで回転する高回転仕様となっている。S2000本来の高回転での爽快感を維持しながら、AEMエンジンマネジメントシステムと高品質な内部パーツにより信頼性も確保している。

外装には、バリス製ダークパンサーワイドボディキットを北米で初めて採用。カーボンファイバー製エアロダイナミクスパーツにより、ダウンフォースとグリップ力を向上させている。ブレーキシステムには、軽量フルフォージド構造のブレンボ・ピスタ製フロント・リアビッグブレーキキットを装着し、夏場のトラックデイでも安定した制動力を発揮する。

ホイールは新開発の「BP-RW Evolution」19×11+27サイズを採用。日本の槌目(つちめ)技法からインスピレーションを得たデザインで、5軸CNCマシニングによる鍛造製法で製造されている。同社の姉妹会社アンプラグドパフォーマンスの「UP-RW」をベースに、スポーク側面のカットや深いコンケーブ、槌目ディテールなどを追加し、S2000だけでなくポルシェ、ランボルギーニ、フェラーリなどにも適用可能な仕様となっている。

排気系には希少なアミューズ製チタンヘッダーと70mmユーロデュアルチタンエキゾーストを採用。トップシークレット/アラゴスタ製スーパーダンパー、ASM×ドレクスラー製LSD、Jズレーシング、スプーン、EVSなどのサスペンションとドライブトレイン改良により、295/30ZR19サイズのトーヨータイヤ・プロクセスR888Rタイヤと組み合わせて究極のドライビング体験を追求している。