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VW『パサート』と『ティグアン』の計3555台にリコール…トラベルアシストが無効化するおそれ

  • 《写真提供 フォルクスワーゲングループジャパン》
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  • 《画像提供 国交省》

フォルクスワーゲングループジャパンは10月30日、フォルクスワーゲン『パサート』と『ティグアン』について、国土交通省にリコールを届け出た。

対象は2024年9月9日から2025年8月22日までに輸入された、ステーションワゴンのパサートとSUVのティグアンの5車種、計3555台。

電気式ブレーキ倍力装置のコントロールユニットにおいて、制御プログラムの検討が不十分だった為、トラベルアシストが作動中にステアリングホイールから手を放したことを一定時間検知すると、システムが行う短いブレーキ操作を、運転者が行うブレーキ操作と誤検知してしまう場合がある。

その結果、トラベルアシストが無効化され、運転者が運転不能になった場合にトラベルアシストからエマージェンシーアシストへの切替えが行われず、運転者に対する警告音も鳴らない状態となり、保安基準に適合しない。

これに対しフォルクスワーゲングループジャパンは対象車両に使用者へダイレクトメール等で通知の上、全車両の電気式ブレーキ倍力装置のコントロールユニットを対策プログラムに書き換える。それに伴い、他システムとの通信確認や制御ロジックの再調整等も行う。これまでにこの件に係る不具合や事故は報告されていない