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インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025

  • 《photo by Infiniti》
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日産自動車の海外向け高級車ブランドのインフィニティは、11月4日(日本時間11月5日未明)に米国で開幕するSEMAショー2025において、最上位SUV『QX80』をベースとした高性能モデル『QX80 R-Spec』を初公開すると発表した。

同車は日産『GT-R』の伝説的なV6ツインターボエンジンを搭載し、1000hpという驚異的なパフォーマンスを実現している。これは2025年夏のモントレー・カー・ウィークで発表された650hp超の『QX80 Track Specコンセプト』をさらに上回る、より極端な高性能SUVのコンセプトカーとなっている。

QX80 R-Specには、GT-R由来の3.8リッター ツインターボV6エンジンが搭載されている。このエンジンは1000hpを発揮するため、カスタムターボチャージャー、インタークーラー、排気マニホールド、アップグレードされた燃料システムなど大幅な改良が施されている。GT-Rエンジンの採用は、QX80のツインターボV6エンジンがGT-Rと直接関連し、多くの技術革新を取り入れていることへのオマージュでもある。

追加されたパワーを制御するため、QX80専用に改良されたGT-Rのカーボンセラミックブレーキが装着されている。また、カスタムコイルオーバーサスペンションによりハンドリングが最適化されている。足回りには、GT-Rを彷彿とさせるデザインのブロンズ24インチホイールが装着され、315サイズのタイヤにより優れたグリップ力を実現している。

外観面では、アップグレードされた性能に合わせて、より幅広く、低く、空力性能を向上させたカスタムボディキットが装着されている。すべての視覚的な改良は、『GT-R T-Spec』の「TAKUMIエディション」から直接インスピレーションを得ており、R34およびR35 GT-R世代で有名になったミッドナイトパープルカラーへのオマージュとなるカラーラップから始まっている。

R-Specには、T-SpecTAKUMIエディションから流用されたエキゾーストフィニッシャー、ディフューザー、フォグライト、バッジ、その他のデザインキューも装備されており、GT-Rとのつながりをより明確にしている。この攻撃的な新しい外観は、インフィニティQX80の既に力強いデザインを誇張し、その爽快なパフォーマンスレベルを明確に示している。