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いすゞ「エルガEV自動運転バス」、全国初の路線実証運行へ…12月から神奈川県平塚市で

  • 《写真提供 神奈川中央交通》
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平塚市と神奈川中央交通は、いすゞの「エルガEV自動運転バス」を用いた既存バス路線での実証運行を全国で初めて実施すると発表した。

両者は安全と環境への配慮を兼ね備えた最新の大型EV自動運転バスを活用し、一般バス路線と同様の環境下で自動運転移動サービスの実用化に取り組む。これにより持続可能な地域公共交通の未来を切り拓く。

この実証運行に使用する車両は、いすゞ自動車がジャパンモビリティショー2025において初公開した最新モデルだ。

実証運行は10月から12月中旬まで試運転を行い、12月中旬から2026年1月下旬まで実証運行を実施する。運行区間は神奈川中央交通の平15系統(平塚駅南口~すみれ平~平塚駅南口)で、1日7便程度を予定している。

運賃は大人210円、小人50円の事前予約制となる。本年度は既存のバス運行ダイヤの置き換えを想定した夜間運行に加え、遠隔監視型自動運転レベル4の実用化を見据えた検証を進める。

AIを活用したドア開閉の自動化や運賃収受の完全キャッシュレス化など、営業運行に係るサービス全体の高度化に向けた検証も行う。運行ダイヤや予約方法等の詳細は11月末頃に平塚市ホームページ等で発表される予定だ。