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BMW X4 に510馬力の「M」、2019年のMotoGP予選最速選手に贈呈へ

BMWは『X4Mコンペティション』(BMW X4M Competition)を、二輪レース世界最高峰の「MotoGP」の2019年の年間予選最速者に贈呈すると発表した。

同車は、BMWのSUVクーペの新型『X4』をベースに、『M3セダン』や『M5』などの開発と生産を行うBMW M社が手がけた高性能モデルだ。「Mパフォーマンス」仕様の「M40i」グレードを除けば、X4に「M」が設定されるのは、今回が初めてとなる。

X4Mコンペティションの3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンは、標準モデルの『X4M』に対して最大出力が30hp強化され、510hp/6250rpmを獲得する。最大トルクは61.2kgmと変わらないが、2600~5950rpmと高回転側のより幅広い領域で引き出される。

トランスミッションは8速ステップトロニックで、駆動方式は4WDのxDrive。X4Mコンペティションは、0~100km/h加速が4.1秒と標準モデルよりも0.1秒速い。最高速は250km/h(リミッター作動)。オプションのMドライバーズパッケージでは、リミッターが解除され、最高速は285km/hに到達する。標準モデルに対して、5km/hの上乗せとなる。

BMWはこのX4Mコンペティションを、「BMW Mアワード」として、MotoGPの2019年の年間予選最速者に贈呈することを決定した。ボディカラーは、トロントレッドメタリックで塗装。MotoGPの2019年シーズンの終わりに、BMW Mアワードを発表する、としている。