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ロールスロイス『ファントム』100周年、25台限りの「センテナリー」発表…フードマスコットは金
ロールスロイス・モーターカーズは10月22日、『ファントム』100周年を記念した25台限定のプライベート・コレクション「ファントム・センテナリー」を発表した。
同社史上最も複雑かつ野心的な技術を駆使したプライベート・コレクションで、ファントムの100年を形づくってきた象徴的な人物、顧客、重要モデル、旅、場所、瞬間を讃えるインテリア・デザインを採用している。
リアシートには、ファッション・アトリエと共同開発した16万針のステッチ仕上げの高解像度プリント生地を採用。フロントシートには、ファントムの伝統にインスピレーションを得た手描きのラインをレーザーエッチングで表現している。
木工細工では、ロールスロイス史上最も精緻な技術として、3Dマーケトリー(寄木細工)、3Dインク・レイヤリング、24カラットの金箔仕上げの3つの新技法を導入した。
エクステリアでは、スピリット・オブ・エクスタシーをゴールド製で製作し、刻印とエナメル加工を施した1925年製の鋳造を基に再現。ビスポークのギャラリーは、書物のページをめくるような世界観を思わせる抽象化されたテキストをアルミニウムで成形し演出している。
「プライベート・コレクション、ファントム・センテナリーは、世界で最も敬愛されるラグジュアリー製品の100年に敬意を表して誕生した」とロールスロイス・モーターカーズクリス・ブラウンリッジCEOは述べている。
同コレクションは、過去最多のデザイナーたちが1年にわたりファントムの豊かな歴史に没頭し、その伝説を形づくってきた物語を掘り起こして制作。77のモチーフに凝縮され、それぞれがファントムの歩みにおける決定的な瞬間を捉え、これまでにない精緻さで表現されている。
開発期間は3年に及び、新技法を駆使して金属、木材、塗装、ファブリック、レザー、刺繍をひとつの見事な作品に融合させた。その表面は、まるで一冊の書物のようにファントムの100年にわたる歴史を象徴的な要素と共に紐解いている。












