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いすゞは燃料電池バス『エルガFCV』をジャパンモビリティショー2025で初公開へ…トヨタのFCシステム採用

  • 《画像提供 いすゞ》

いすゞ自動車は、10月30日~11月9日に東京ビッグサイトで開催される「ジャパンモビリティショー2025」にて、次世代燃料電池(FC)路線バス『エルガFCV』を世界初公開する。

エルガFCVは、いすゞとトヨタ自動車が共同開発しており、いすゞが車体の企画・開発・設計を、トヨタがFCシステムの開発をそれぞれ担当する。昨年いすゞが発売したBEVバス「エルガEV」をベースに、トヨタのFCシステム・水素タンクなどを屋根上に一体化して配置。これにより、エルガEV同様、車内フロアのフルフラット化によるバリアフリーを実現した。

エルガFCVは、充填した水素をFCスタック内で空気中の酸素と化学反応させ、これにより発電した電力でモーターを駆動させる燃料電池自動車。BEVではエネルギー補給時間の長さが課題の一つに挙げられるが、FCVでは従来のガソリン車の同等の時間で水素充填が可能。また、モーター駆動な為BEV同様に振動・騒音が少なく、走行中は水だけを排出するため、環境負荷の低減が可能だ。