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トヨタ『カローラ』、フレックス燃料対応ハイブリッドをブラジル発売…CO2最大70%削減

  • 《photo by Toyota》
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トヨタ自動車は、フレックス燃料対応ハイブリッドを搭載した『カローラGLiハイブリッド』をブラジルで発売した。

同モデルはスモールビジネス向け販売に特化し、ブラジル市場で先駆的なフレックス燃料対応ハイブリッド技術を搭載している。

独自のフレックス燃料ハイブリッドシステムを採用し、従来の非電動化モデルと比較して燃費を30%向上させた。エタノール使用時にはCO2排出量を最大70%削減できる。

同車は1.8L VVT-i 16Vアトキンソンサイクルエンジンと2つの電気モーター(MG1とMG2)を組み合わせ、システム総出力122psを発揮する。エンジン単体ではエタノール使用時101ps、ガソリン使用時98psを出力し、トルクは燃料に関係なく14.5kgfmとなる。電気モーターは72psと16.6kgfmを発生する。

ハイブリッドトランスアクスル変速機は遊星歯車を使用し、損失と摩擦を低減する。INMETROのデータによると、市街地で最大17.5km/l、高速道路で15.2km/lの燃費を実現している。

安全装備では7つのエアバッグ(フロント2個、サイド2個、カーテン2個、運転席ニー1個)を標準装備。10インチのトヨタプレイ2.0マルチメディアシステムは、アップルカープレイとアンドロイドオートのワイヤレス接続に対応する。

トヨタセーフティセンス(TSS)には、オートハイビーム、プリクラッシュセーフティシステム(PCS)が含まれる。さらに全速度域対応のアダプティブクルーズコントロール(ACC)と、レーントレーシングアシスト(LTA)も装備している。

その他の標準装備として、デジタル自動エアコン、バックカメラ、前後パーキングセンサー、スマートエントリー、プッシュスタート、ヒルスタートアシスト、ファブリック・レザーコンビシート、ドライブモードセレクター(エコ・スポーツ・EV)、16インチアルミホイール、ISOFIX固定システムを備える。

トヨタ10保証プログラムにより、最大10年間の保証延長が可能だ。メーカー保証5年終了後、正規ディーラーでの定期点検を受けることで自動的に適用される。

追加保証は12か月または1万kmごとに更新でき、ボディ、冷却システム、電気・電子部品、エンジン、変速機、ブレーキを最大60か月(初期保証と合わせて120か月)、個人使用で20万km、商用使用で10万kmまでカバーする。

ハイブリッドシステムには8年または20万kmのメーカー保証が付き、その後も最大10年または20万kmまで延長可能だ。