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日産『リーフ』新型、「プラグ&チャージ」に対応…Electrify Americaとの提携で実現
米国のEV充電ネットワーク大手のエレクトリファイアメリカ(Electrify America) は日産自動車と提携を結び、同社のプラグ&チャージ技術に新型日産『リーフ』が対応すると発表した。
プラグ&チャージは、EVのドライバーが充電器にプラグを差し込むだけで充電セッションを開始し、決済まで自動で完了する技術だ。画面をタップしたり、カードをスワイプしたり、アプリを開いたりする必要がない。初回設定をMyNISSANアプリで行った後は、車両が充電器と直接通信して認証、充電開始、決済を自動で行う。
エレクトリファイアメリカは2020年に複数の自動車メーカーにプラグ&チャージを提供した最初のオープン充電ネットワークだ。同技術の利用は顧客がその使いやすさを発見するにつれて継続的に成長している。過去1年間で、より多くの自動車メーカーが新しいEVで同技術を有効にしたため、利用率はほぼ2倍になった。
日産は現在この技術を顧客に提供している8つの自動車メーカーに加わる。既存の対応メーカーはアウディ、BMW、フォード、ルーシッド、メルセデスベンツ、ポルシェ、フォルクスワーゲンだ。
プラグ&チャージ機能は、暗号化されたセキュリティ対策を利用した高度な車両対グリッド通信技術によって実現されている。EVと充電ステーションがEVのバッテリーを充電するために使用すべき安全な通信プロトコルを概説する国際標準であるISO 15118標準に準拠している。
エレクトリファイアメリカのネットワークには5000台以上の充電器があり、すべてがプラグ&チャージに対応している。2024年には1600万回以上の充電セッションと600ギガワット時以上のエネルギーを提供し、前年比65%増となった。