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800馬力で0-100km/加速2秒、オペル初の仮想コンセプトカーが「グランツーリスモ7」に登場

  • 《photo by Opel》
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オペルは、同社初の仮想コンセプトカー『コルサGSEヴィジョン グランツーリスモ』が、レーシングシミュレーター「グランツーリスモ7」でプレイ可能になったと発表した。

このコンセプトカーは、最高出力588kW(800hp)、トルク800Nm、0-100km/h加速2.0秒、最高速度320km/hという圧倒的な性能を誇る。オペルの高性能ブランド「GSE」の頂点を表現した車両として位置づけられている。

グランツーリスモシリーズのプロデューサーの山内一典氏は「オペルとは個人的なつながりがある。元オペルのチーフデザイナーだった児玉英雄氏は、私の車両デザインの師匠でもある」とコメント。オペルのフロリアン・ヒュートルCEOは「IAAモビリティ2025での世界初公開で大きな注目を集めた。ゲームコミュニティの手に渡ることを楽しみにしている」と述べた。

9月20日にベルリンのウーバーイーツ ミュージックホールで開催されたグランツーリスモワールドシリーズでは、このコンセプトカーが背景として使用され、世界トップクラスのプレイヤーが数千人の観客と数百万人のオンライン視聴者の前で競技を行った。

車両デザインは鋭く精密な輪郭が特徴で、オペルコンパスのモチーフが全体に施されている。エアロカーテンや効率的なエアロホイール、アクティブエアロディフューザーなど、多数の空力ソリューションを採用している。

コックピットもオペルコンパスのモチーフに従い、純粋なレーシングドライバーの感覚を伝える設計となっている。スリムなステアリングホイールにより、ヘッドアップディスプレイに投影される重要な情報を直接確認でき、追加のスクリーンは不要としている。