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レクサス『LS』現行型、最終モデル「ヘリテージエディション」米国発表…250台限定

  • 《photo by Lexus》
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レクサスは現行『LS』の最終モデル、「LS 500 AWD ヘリテージエディション」を米国で発表した。

米国向けに250台限定生産される予定。レクサスブランド最初のモデルに対するファイナルイヤーを祝福するオマージュとして位置づけられる。

過去36年間、レクサスLS(日本では初代から3代目まではトヨタ『セルシオ』)は、フラッグシップラグジュアリーセダンの定義を築いてきた。パフォーマンス、革新性、そして時代を超えた快適性のバランスを実現してきたモデルだ。その最終モデルは、洗練されたスタイルと実質を兼ね備えた特別仕様として登場する。

外装には、レクサス初となる新色「ナインティノワール」を採用。深みのある洗練されたブラックが、ダークな外装モールディングやガーニッシュと美しく調和する。20インチスプリット20スポークアルミホイールは、より豊かなダークグレーメタリック仕上げを特徴とし、セダンの堂々とした存在感を高めながら、ノイズリダクション技術も組み込んでいる。

内装では、LS初となるリオハレッド内装を採用し、乗員を豊かで鮮やかなラグジュアリー空間で包み込む。センターコンソールには、エッチング加工されたレクサス LSヘリテージエディションエンブレムが配置され、LSのエレガントなシルエットがデザインされている。このデザインはヘッドレストにも刺繍として施され、洗練された独占性と、このモデルの輝かしい系譜への控えめな敬意を表現している。

パワートレインには、3.4リッターツインターボV6エンジンを搭載。416hpのパワーと442lb-ftのトルクを発生し、フラッグシップセダンにふさわしい出力を実現する。エンジンは、ピストントップのリップ形状により、低エミッションとエンジン冷間時の静粛性を実現している。10速オートマチックトランスミッションにより、エンジンをより応答性の高いパワーバンド内に保つ。

LS 500は0-96km/h加速を4.6秒で達成する。ドライバーは、エコ、コンフォート、ノーマル、カスタム、スポーツS、スポーツS+の各モードから選択して、パワートレインの応答性とフィーリングを調整できる。AWDシステムには、トルセン リミテッドスリップセンターデフを採用し、グリップ、トラクション、コーナリング安定性をさらに向上させている。

LS 500 AWD ヘリテージエディションの価格は9万9280ドルから。今秋に米国のディーラーでの発売が予定されている。