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可愛さそのまま! ルノー『トゥインゴ』が5ドアEVで2026年に復活…これが最終デザインだ
長年3ドアハッチバックとして親しまれてきたルノー『トゥインゴ』。ルノーが開発中の後継モデルの最終デザインが見えてきた。各種情報をもとに予想CGを制作した。新型トゥインゴは今後数か月以内に市場に投入されるはずだ。
トゥインゴは1992年10月のパリモーターショーで初公開され、当時の自動車デザインにおけるランドマークとなった。その名前は「ツイスト(ねじれ)」「スイング(揺れ)」「タンゴ(タンゴ)」を組み合わせた造語だ。初代は長寿モデルとして2007年まで生産され、15年間で250万台以上が生産された。
最終世代(第3世代)は2014年にデビューしたが、あまり成功せず、2020年代初頭にルノーはこの世代が最後のトゥインゴになるとさえ発表した。しかし2023年後半に、後継モデルのコンセプトカー『トゥインゴ・レジェンド』が登場し、2024年には『トゥインゴ E-Tech』と改名、今では新型への期待が高まっている。
後継の新型は、コンセプトカーからプロポーションと多くのディテールを継承している。そのコンセプトカーは初代トゥインゴからインスピレーションを得ている。例えば、ヘッドライトの形状、ヘッドライト間のエアダクトを模したデザインと、ボンネット右側の特徴的な要素も、初代へのオマージュとして継承される。
コンセプトカーと同様に、後継の量産モデルは5ドアボディ(初代トゥインゴは3ドアのみ)となる。すべてのサイドドアには、自然なグリップを実現する伝統的なハンドルが採用される。プロトタイプから判断すると、リアドアのウィンドウは開閉できず、通気口のようにわずかに開く程度になるようだ。
テールライトの形状とグラフィックもコンセプトカーと酷似している。リアウィンドウにはワイパーが追加、トランクリッドはコンセプトカーと比べて明らかに大型化される。さらに、新デザインのオリジナルホイールが装着されているのも確認されている。
新型トゥインゴのプラットフォームは、ルノー『4 E-Tech』および『5 E-Tech』ですでに採用されている「AmpR Small」を用いる。市場投入される最初のバージョンは、フロントアクスルに110psの電気モーターを搭載する予定だ。1回の充電での航続は、WLTPサイクルで約300kmとなる。
新型トゥインゴは今後数か月以内に発売される予定だ。欧州市場では2026年上半期の発売を予定しており、価格は2万ユーロ(約340万円)を切ると予想されている。