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VW、90年代文化を再現した楽曲と映像公開…新旧『Fire + Ice』が共演

  • 《photo by VW》
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フォルクスワーゲンは1990年代の音楽とポップカルチャーをテーマに、国際的に著名なDJパープル・ディスコ・マシーンとジェイク・シアーズを起用した楽曲「Fire + Ice」を制作したと発表した。

これは、1990年代の伝説的な特別モデル『ゴルフ2 Fire & Ice』を現代に蘇らせた全電動の『ID.3 GTX FIRE+ICE』の発売に合わせたもの。このモデルは、ミュンヘンの高級スポーツファッションブランドBOGNER FIRE+ICEとのコラボレーションによって開発され、限定1990台で販売される。

ID.3 GTX FIRE+ICEは、当時のゴルフ2 Fire & Iceのスポーティかつ快適な特徴を受け継ぎつつ、独特のダークバイオレットパール塗装や専用ホイール、フロントスポイラー、ワイドボディなどのデザイン要素を現代風に再解釈している。最大出力は160hpで、力強い走りを実現している。

DJパープル・ディスコ・マシーンとジェイク・シアーズを起用した楽曲「Fire + Ice」は1986年のウィリー・ボグナー監督のスキー映画「Fire and Ice」のテーマ曲をリメイクしたものだ。公開から数日で100万回以上のストリーミング再生を記録している。

ミュージックビデオでは、伝説のゴルフ2 Fire & Iceとその電動後継車ID.3 GTX FIRE+ICEが登場し、過去と未来をつなぐ映像表現がなされている。フォルクスワーゲンのクリスティーネ・ウォルブルグ最高ブランド責任者は「フォルクスワーゲンは常に主流文化の一部であり、今回のモデルとコラボレーションで車、ファッション、音楽を融合させ、新たなブランドの魅力を創出する」と述べている。

DJパープル・ディスコ・マシーンことティノ・ピオンテックはドレスデン出身の国際的なDJ兼音楽プロデューサーで、2023年にはリゾの「About Damn Time」のリミックスでグラミー賞を受賞している。彼の音楽は1980年代のサウンドに影響を受けており、レトロな雰囲気と現代的なビートを融合させた独自のスタイルが特徴だ。

ID.3 GTX FIRE+ICEは、フォルクスワーゲンの歴史的なモデルと現代の電動車の融合を象徴する特別な一台となっている。