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オペル『アストラワゴン』にハイブリッド、1200km以上を無給油走行可能…IAAモビリティ2025

  • 《photo by Opel》
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オペルはIAAモビリティ2025に、コンパクトワゴン『アストラ スポーツツアラー』の「ハイブリッド」を出展した。

同車は実際の交通条件下で、1200km以上を無給油で走行する優れた燃費性能を実証している。

『アストラ スポーツツアラー ハイブリッド』は、システム出力107kW(145hp)、燃料タンク容量52Lの条件で長距離テストを実施。ライン・マイン地域の約106kmのルートを11周以上走行し、高速道路から田舎道、村の小道まで様々な道路条件で走行した結果、1200km以上を無給油で走破した。

平均燃費は4.3L/100kmを記録し、48Vハイブリッド技術により約345kmを純電動走行で実現。平均速度は日常運転に典型的な61km/hだった。

さらに、テレビ番組「VOX auto mobil」の編集チームが独立してテストを実施。ミュンヘンからジルト島まで1154kmを1回の給油で走行し、オペルの社内テストより平均17km/h速い速度で同様の性能を実証した。

現行アストラは、バッテリー電気自動車、プラグインハイブリッド、48Vハイブリッド技術、高効率内燃エンジンなど、オペルのポートフォリオで最も多様なパワートレインを提供している。

『アストラ スポーツツアラー エレクトリック』は、0-100km/h加速9.3秒、最高速度170km/hの性能を持つ。WLTP基準で最大413kmの航続距離を実現し、100kW急速充電ステーションで約30分で80%まで充電可能だ。

積載性能も優秀で、後席使用時でも516Lの荷室容量を確保。後席を倒すと電気自動車で最大1553L、ハイブリッドや内燃エンジン車では最大1634Lまで拡大する。60cmの低い荷室開口部により、大型荷物の積み込みも容易だ。

快適性も充実しており、10方向調整可能なエルゴノミック アクティブスポーツシートには電動空気圧ランバーサポート、マッサージ機能、シート換気・加熱機能を装備。オプションの電動ガラスサンルーフや眩惑防止インテリラックス ピクセルライトなども用意される。

アストラ スポーツツアラーは、オペルの本社があるドイツ・リュッセルスハイムで設計・開発・製造されており、ビジネス車両としても家族・レジャー用途としても理想的な選択肢となっている。