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フィアットのピックアップトラック『ストラーダ』、ブラジル生産250万台達成
ステランティスは、ブラジルのベチン工場でフィアット『ストラーダ』の累計生産台数が250万台に達したと発表した。
同車は1998年の生産開始以来、ブラジル市場で高い人気を誇り、4年連続で国内販売台数1位を記録している。ステランティス南米担当社長のエマヌエーレ・カッペラーノ氏は「ブラジルで最も売れている車両を自社工場で生産していることを誇りに思う」とコメントした。
ストラーダは1998年の発売以来、数々の革新的な機能を導入してきた。1999年にはエクステンデッドキャビン、2009年にはダブルキャビン、2013年には第3ドアを業界に先駆けて採用。2020年には全面刷新を行い、より堅牢で技術的に進歩したデザインに生まれ変わった。
ベチン工場は年間65万台の生産能力を持ち、3000人以上のエンジニア、デザイナー、技術者が勤務するテックセンターを併設している。同工場では60の最新研究所と、南米最大の電動化技術開発センター「テックモビリティ」も運営されている。
ストラーダ以外にも、同工場ではフィアットのアルゴ、モビ、パルス、ファストバックなどの人気モデルのほか、プジョーの商用車も生産している。製品はウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチンなどの近隣諸国にも輸出されている。