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三菱『デリカミニ』新型、10月29日発売へ…196万4600円から
三菱自動車は9月18日、軽スーパーハイトワゴンの新型『デリカミニ』を10月29日に発売すると発表した。価格は196万4600円からとなる。
新型デリカミニは、広々とした室内空間と力強い走りを融合させたミニバン『デリカ』の名を冠した軽スーパーハイトワゴンだ。先代モデルからコンセプトを継承しつつ洗練させ、エクステリア、インテリア、走行性能、安全性能、運転のしやすさ、アウトドアから日常での使い勝手の良さなどを進化させた。
外観では、半円形LEDポジションランプを大型化し、凛々しくやんちゃな瞳でいっそう親しみやすい表情とした。力強さと安心感を表現するダイナミックシールドも継承し、アッパーグリルにはレーダーを内蔵してセンサー機能を向上させた新デザインとした。
ボディカラーは2トーン6色、モノトーン9色の計15色で展開。キャンプギアと調和する「サンドベージュパール」と、アウトドアになじむ「デニムブルーパール」の2色を新たに追加した。
インテリアは、クルマでのお出かけが楽しくなるギア感を随所に表現した機能的で高品質なデザインとした。上級グレードではグランピングコテージの家具をイメージさせる上質なベージュ、標準グレードではベーシックなブラックを内装基調色としている。
フロントシートを後ろに倒した時とリアシートを前に倒した時の段差を約30%減らして従来よりもフラット化を実現し、よりリラックスできる室内空間とした。
インパネ中央から運転席にかけて、12.3インチのGoogle搭載インフォテイメントシステムと7インチの液晶メーターを一体化した「モノリスディスプレイ」を採用し、先進的な印象を与えるとともに、視認性と操作性も高めている。
走行性能では、エンジン部品のフリクション低減やCVT変速プログラムの改良により、エンジンの動力性能と環境性能を両立させた。
『アウトランダーPHEV』等に採用されているモードごとにエンジンレスポンスやASCなどの制御を専用にチューニングしたドライブモードを軽自動車として初めて搭載。ドライバーが5つのドライブモード(POWER/ECO/NORMAL/GRAVEL/SNOW)を選択・設定できる。
雪道など滑りやすい路面で片側の駆動輪が空転した場合、スリップした駆動輪をブレーキ制御し、グリップしている駆動輪の駆動力を確保することで発進をサポートする「グリップコントロール」を搭載。また軽スーパーハイトワゴン唯一となる、急な下り坂でブレーキ操作をせずに一定速度でスリップを防いで安全に降坂する「ヒルディセントコントロール」も採用している。
ショックアブソーバーは、一般道はもとより高速道路から未舗装路まで、あらゆる路面状況でも上質な乗り心地を実現するProsmooth(プロスムース、カヤバ製)を初採用した。
安全性能では、運転支援機能「三菱e-Assist」に、軽自動車で初となる後側方衝突防止支援システムを採用。また、三菱自動車の軽自動車初となる後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)と後退時交差車両検知警報システムを新たに追加した。
衝突被害軽減ブレーキシステムに、広角・高性能カメラとフロント/フロントサイドに搭載したレーダーで、交差点の歩行者や対向/交差車両を検知し、衝突を回避する交差点アシスト機能を採用した。
インフォテイメントでは、Google搭載により、12.3インチディスプレイのインフォテイメントシステムでGoogleアシスタントを使った音声操作、常に最新の地図情報やリアルタイムの交通情報を取得するGoogleマップや、Google Playでのアプリのダウンロードが可能となる快適なドライブを10年間無料でサポートする。
Googleアシスタントを使って、音声による自然な会話で、温度調整などの車両機能やルート案内、音楽の再生、通話などさまざまな操作をハンズフリーで行える。
便利機能では、3Dマルチアラウンドモニターを三菱自動車として初採用。車両の前後左右4つのカメラにより、車両の周囲を前後左右8つの視点から立体的に確認できる。
軽自動車で唯一「接近時アンロック」、「降車時オートロック」を同時採用。電動スライドドアのハンズフリー機能や予約ロック機能と合わせて、荷物を持ったり、お子さんを抱いたりする状態でも、快適でスムーズな乗り降りをサポートする。
グレード設定では、基本装備でお買い求めになりやすい価格設定とした「G」グレードから、最新のインフォテイメントや運転支援技術、安心・安全で便利な機能装備を充実させた「DELIMARU Package」グレードまで幅広いグレード設定としている。