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トヨタの中型SUV『ハイランダー』、ガソリン車にAWD標準化…2026年型は11月米国発売
トヨタ自動車の米国部門は、ミッドサイズSUV『ハイランダー』の2026年モデルを11月に発売すると発表した。
2026年型では全ガソリン車にAWD(全輪駆動)を標準装備し、グレード構成を簡素化した。ガソリン車は4グレード、ハイブリッド車は3グレードを用意する。
25年以上にわたり、ハイランダーは乗用車のような操縦性とミッドサイズSUVのパワーと多用途性を両立してきた。インディアナ州プリンストン工場で組み立てられるガソリン車の燃費は24MPG、ハイブリッド車は35MPGを実現している。
2026年型ハイランダーは11月から米国のトヨタディーラーで販売開始予定。メーカー希望小売価格はガソリンXLEグレードが4万5270ドル、ハイブリッドXLEグレードが4万7020ドルからとなる。
ハイブリッドモデルは高効率2.5リッター4気筒エンジンと2つの電気モーター・ジェネレーターを組み合わせ、243hpの総合出力と最大3500ポンドの牽引能力を持つ。バッテリーパックは2列目シート下に配置され、荷室や乗車スペースを犠牲にしない設計となっている。
ガソリン車には265hpの2.4リッターターボチャージャー付き4気筒エンジンを搭載し、310lb-ftのトルクと5000ポンドの牽引能力を発揮する。上位グレードにはアクティブトルクベクタリングAWDシステムを採用し、左右後輪間のトルク配分も積極的に制御する。