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ホンダ、東京2025世界陸上に参画…『プレリュード』や『N-ONE e:』がマラソンコース確認車に
ホンダは、9月13日から21日まで開催される「東京2025世界陸上競技選手権大会」にオフィシャルパートナーとして参画すると発表した。
同社は「革新技術を搭載した多様なモビリティを通じて環境・安全に配慮した大会を実現し、アスリートの活躍によって生まれる驚きと感動を最大化する」をテーマに掲げ、燃料電池車や電気自動車、ハイブリッド車などの多様なモビリティ約120台を提供する。提供する全ての大会公式車両には大会特別ラッピングが施される。
男女マラソンをサポートする車両として、審判長車には燃料電池車『CR-V e:FCEV』を、計時車両にはセイコーのタイマーを搭載した軽商用EV『N-VAN e:』を提供する。さらに可搬型外部給電器「Power Exporter e: 6000/9000」を使用してN-VAN e:から電力を取り出し、5km毎の通過タイムを計測するために敷設されたアンテナマットへ電力を供給する。
競技前の安全性確認などに使われるコース確認車として、スペシャリティスポーツモデルである新型『プレリュード』および新型軽乗用EV『N-ONE e:』が起用される。いずれも2025年秋発売予定の最新モデルだ。
プレスバイクとしては、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を搭載し、二人乗りが可能な電動二輪パーソナルコミューター「CUV e:」が選手たちの活躍を捉える。
大会関係者の送迎用車両としては燃料電池車CR-V e:FCEVに加え、STEP WGN、ODYSSEY、ZR-Vなどのハイブリッド車を提供する。さらに大会を支える運営スタッフや関係者の移動用に、座ったまま体重移動するだけで移動できるハンズフリーパーソナルモビリティ「UNI-ONE」が活用され、作業負荷軽減に貢献する。
大会期間中、世界陸上競技選手権大会史上初めてとなる競技場内での車両展示を行う。展示する車両は2026年に北米、その後グローバルで量産モデルの発売を予定しているEV『Honda 0 SUVプロトタイプ』だ。さらにこのモデルの4分の1サイズのラジコンカーを本大会用に特別に製作した。やり投・ハンマー投・円盤投の投てき種目において投てき物を回収し、迅速かつ安全に運搬することでスタッフの負荷軽減やスムーズな競技運営に寄与する。
大会をサポートするホンダのモビリティを国立競技場に隣接する東京体育館前エリアに展示する。実際に走行しているような臨場感あふれる背景などの演出を施しフォトスポットとして展開する。またCUV e:、白バイ仕様のNT1100とUNI-ONEは来場者が実際に乗って写真を撮ることができ、東京2025世界陸上をより身近に感じてもらえる体験の場を提供する。