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シボレーのピックアップトラック『モンタナ』、パワーと燃費が向上…2026年型をブラジル発表

  • 《photo by chevrolet》

GMのシボレーブランドは、ピックアップトラック『モンタナ』の2026年モデルをブラジルで発表した。新モデルは技術面での大幅な進化を遂げ、スマートで接続性に優れた完全装備のピックアップトラックとしての地位を強化している。

最も注目すべき新機能は、8インチデジタルメーターパネルと11インチMyLink中央ディスプレイを組み合わせたバーチャルコックピットの採用だ。このシステムにはWi-Fi機能が内蔵されており、より直感的なナビゲーションと高い没入感を提供する。また高解像度バックカメラも装備されている。

安全面では、OnStarシステムに新たな「安全追跡サービス」が追加された。このサービスでは、オペレーターが一時的に車両の経路を監視し、キャビン内の音声を受信する。何らかの異常を検知した場合、センターは即座に当局に通報することができる。

エンジン面では、1.2ターボフレックスエンジンが直噴システムと最適化されたソフトウェアを採用し、出力が139hpから141hpに向上した。自動変速機仕様では0-100km/h加速が9.5秒となり、燃費も最大4%改善されている。

新しいアクセサリーとして、アンビエントライト、縁高マット、ドア開放時のシボレーロゴ投影照明、プレミアムサウンドシステム、自転車キャリア、最大400kgまでのトレーラーに対応するリアヒッチなどが追加された。

プレミアとRSバージョンには新デザインのホイールが採用され、新色のスカーレットレッドも選択可能となっている。マニュアル変速機仕様では、ボディ同色のミラーとドアハンドル、電動ミラー調整、助手席天井グリップ、リアガラスデフォッガー、荷台デュアル照明が標準装備となった。

モンタナは5つのトリムレベル(MT、LT、LTZ、プレミア、RS)で展開され、中型コンパクトピックアップトラック市場でフレックス燃料車の約3分の1のシェアを占めている。ブラジルで生産され、アルゼンチンとウルグアイにも輸出されており、両国では同カテゴリーの販売リーダーとなっている。