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これが未来の『コルベット』!? 南カリフォルニアが似合う新コンセプト
GMのデザイン部門が、未来のシボレー『コルベット』を提案するコンセプトカー「カリフォルニア コルベット コンセプト」を発表した。
このコンセプトカーは、GMのパサデナにあるアドバンスドデザインスタジオがグローバルデザインプロジェクトの一環として開発。未来的な南カリフォルニア風のテイストでコルベットを再構築し、GMの南カリフォルニアデザインコミュニティにおける深いルーツを反映している。
カリフォルニア コルベット コンセプトは、コルベットの象徴的な伝統に敬意を払いながら、独特の南カリフォルニア風味を加えている。数十年にわたり、GMはコルベットの名前を活用して自動車デザインとエンジニアリングを前進させるコンセプト、実験車、プロトタイプを導入してきており、このコンセプトもその伝統を継承している。
ワンオフのハイパーカーとして設計されたこのコンセプトは、レーシングシミュレーターのインスピレーションと象徴的なコルベットの要素を融合。ホイール部分が幅広で、キャビンとコックピットが狭くテーパー状になったドラマチックな外観プロポーションは、クラシックなコルベットのDNAを反映している。
特徴的なのは、前開きの一体型キャノピーで、これによりスリークなスポーツカーから軽量なオープンエアトラックカーへと変貌を遂げ、可能性の境界を押し広げている。
ミニマリストなインテリアはドライバーを中心に設計され、構造要素が統合されパフォーマンス重視のディスプレイを配置。拡張現実HUDが高速走行を支援し、最も重要なデータのみを表示する。
パサデナのGMスタジオは、3つの建物にまたがる14万8000平方フィートのキャンパスを備え、約130人のスタッフを擁している。デザイン、クリエイティブ、施設、運営、彫刻、製作、職人などの分野をカバーし、先進的なデザイン、開発、物理モデリング、製作に完全対応している。
コンセプトの技術仕様では、軽量カーボンタブを使用したトンネル型アンダーボディ、アクティブエアロスポイラーとエアブレーキ、前21インチ・後22インチの大型スタッガードホイールを採用。T字型プリズマティックバッテリーパックにより低いシート位置とシャシー周辺の良好な空気流を実現している。
ボディサイズは全高1051mm、全幅2184mm、全長4669mm、ホイールベース2767mmとなっている。