注目の自動車ニュース
レクサス LC500コンバーチブル、新色「ウィンド」採用の限定モデルが米国発表
レクサスは、『LC500コンバーチブル』の2026年モデルを米国で発表した。北米市場限定350台の「インスピレーション・シリーズ」が新たに追加される。
インスピレーション・シリーズは、LC初採用となる新色「ウィンド」を採用し、サドルタンとホワイトのセミアニリンレザーシートを組み合わせている。外装にはブラックアウトされたアクセントと、センターコンソールに専用バッジが装着される。
2020年にレクサスのラインアップに加わったLC500コンバーチブルは、フラッグシップスポーツクーペに革新的なソフトトップデザインをもたらした。愛知県豊田市の元町工場で生産される2026年型LC500コンバーチブルの価格は10万9200ドル(約1603万円)からで、今秋の米国発売が予定されている。
2026年型では、顧客が車両をカスタマイズできるビスポーク・ビルド・パッケージも継続設定される。このパッケージでは、ホイール、スポイラー、ルーフ、エクステリア・インテリアのトリムや色を組み合わせることができる。
インスピレーション・シリーズには、上半身ヒーター付きクライメート・コンシェルジュ、ヒーター付きステアリングホイール、ヘッドアップディスプレイ、マークレビンソンサウンドシステムなどが標準装備される。外装では、グリル、アウトサイドミラー、ヘッドライト、テールライト、ロッカーガーニッシュがブラックアウトされ、フロントバンパーカナードと21インチ鍛造アルミホイールが装着される。リミテッドスリップリアデフとリアパフォーマンスロッドも標準装備となる。
パワートレインには、自然吸気5.0リットルV8エンジンを搭載し、7100rpmで471hp、4800rpmで398lb-ftのトルクを発生する。10速ダイレクトシフトオートマチックトランスミッションと組み合わせ、0-60mph加速は4.6秒、最高速度は電子制御により168mphに制限される。
V8エンジンの迫力あるサウンドを室内に伝えるため、エンジンの吸気パルスがダイアフラムを通じてサウンドパイプに伝達される仕組みを採用している。これはレクサス『LFA』と同様のシステムで、空気ではなく音を室内に届ける。さらに、コンピューター制御バルブが排気の背圧、音色、音量のバランスを最適化し、高回転域でのパフォーマンスを向上させている。