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トヨタ『ランドクルーザー70』豪州で強い需要、「GXLワゴン」AT車の受注を一時停止
トヨタ・オーストラリアは、生産能力を上回る強い顧客需要を受け、『ランドクルーザー70』の「GXLワゴン」オートマチック車の受注を一時停止すると発表した。受注停止はこのグレードのみだという。
トヨタ・オーストラリアの販売・マーケティング・フランチャイズ事業担当ショーン・ハンリー副社長は、このランドクルーザー70の受注停止により、既存注文の納期についてより確実な情報を顧客に提供できる」と述べた。
「過去、特に新型コロナウイルスのパンデミックや世界的な半導体供給不足の際に、車両供給の課題が顧客に一定の不満を与え、新車納期が大幅に延長された」とハンリー氏は語った。
「我々は再びそのような不満の原因になることは決して望まない。そのため、ディーラーネットワークと共に、我々のコントロール外の問題が発生した際に顧客への完全な透明性を提供するため、供給問題を慎重に管理することにコミットしている」と同氏は続けた。
2023年後半に新しい4気筒ランドクルーザー70系を発売して以来、オーストラリアの顧客にとってその魅力が高まり、全レンジにわたって強い需要を見せているという。
すべてのランドクルーザー70系モデルは、トヨタの実績ある2.8リットル4気筒ターボディーゼルエンジンを搭載。GXLワゴン、GXLトループキャリア、GXLダブルキャブシャシー、ワークメイトトループキャリア、ワークメイトダブルキャブシャシーには5速マニュアルまたは6速オートマチックトランスミッションの選択肢がある。
ワークメイトワゴンとすべてのシングルキャブシャシーモデルは、オートマチックトランスミッションのみの設定となっている。
GXLワゴンオートマチック以外では、トヨタはランドクルーザー70の他のすべてのバリエーションの良好な供給を維持しており、トヨタディーラーは一部のバリエーションを即納在庫として保有しているか、バリエーションに応じて約2-4か月以内に新規注文を納車できる状況にあるとしている。