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テスラ派も注目せざるを得ない!? ポルシェ『カイエンEV』市販目前の“快挙”に「ついにSUVもここまで来たか」

  • PORSCHE
  • 《photo by Porsche》
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ポルシェが開発中の電動SUV『カイエン エレクトリック』が、英国の名門ヒルクライムで歴史的快挙を達成。市販前プロトタイプがSUV最速記録を4秒以上も更新した。この発表にSNSでは、「ついにSUVもここまで来たか」など話題となっている。

1905年から続く世界最古級のモータースポーツイベントのシェルズリー・ウォルシュで、TAGホイヤー ポルシェ フォーミュラE チームの開発ドライバー、ガブリエラ・イルコバ氏がカモフラージュされた市販前プロトタイプを運転。最大勾配16.7%、全長914mのコースを31.28秒で駆け上がり、初回走行でSUV記録を更新した。

記録達成の要因として、ポルシェ アクティブ ライドが挙げられる。このアクティブサスペンションシステムは、動的なブレーキング、ステアリング、加速時でも車体を常に水平に保ち、車輪荷重の均等な配分により理想的な路面接地を実現する。「アクティブサスペンションにより新型カイエンは非常に高い精度を持つ。常に完全な自信を持って運転できた」とイルコバ氏は語った。

さらに注目すべきは、スタートラインから18.3m地点を1.94秒で通過したことだ。この記録は通常、専用スリックタイヤを装着したシングルシーターレーシングカーのみが達成するもので、サマータイヤ装着の電動SUVとしては異例の加速性能を示した。カイエン エレクトリックは20年以上にわたるカイエンの多様性と顧客選択への取り組みを継承し、現行のガソリンおよびハイブリッドモデルと並行して販売される予定だ。

また、このプロトタイプは7月10日から4日間にわたり開催された「グッドウッド フェスティバル オブ スピード2025」のヒルクライムにも登場。イルコバ氏によって運転され、フェスティバル期間中に何度もグッドウッドヒルを駆け上がった。

X(旧Twitter)では、「トルクも凄いけど、完璧に路面に伝える足回りさすがポルシェ」「ついにSUVもここまで来たか」など注目を集めている。

「モデルX Plaidのいいライバルになりそう」「テスラ派だけど、走りをこだわるポルシェには感銘」など、テスラユーザーにとっても魅力的な選択肢となりそうだ。