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ポルシェ『カイエンEV』プロトタイプがヒルクライムを駆け抜けた
ポルシェは、7月10日から4日間にわたり開催された「グッドウッド フェスティバル オブ スピード2025」のヒルクライムに、次期『カイエン』のEVプロトタイプを出走させた。
今後発売予定の『カイエン エレクトリック』のプロトタイプは、車体にカモフラージュされた状態。伝説的なグッドウッドヒルで走行し、そのパフォーマンスを初めて披露した。
カイエン エレクトリックのプロトタイプは、シェルズリー ウォルシュでヒルクライム記録を樹立してから数週間後、再び英国で注目を集めた。プロトタイプは、TAGホイヤー ポルシェ フォーミュラE チームのシミュレーター兼開発ドライバーのガブリエラ・イルコバ氏によって運転され、フェスティバル期間中に何度もグッドウッドヒルを駆け上がった。
車両の優れた走行性能に大きく貢献しているのが、プロトタイプに搭載されたポルシェ アクティブ ライド サスペンション システムだ。このシステムにより、激しいブレーキング、コーナリング、加速時でも車体を水平に保ち、最大限のトラクションと快適性を確保する。
プロトタイプは静止状態から18.3mを1.94秒で加速する印象的な性能を示し、今後の市販モデルの高い性能レベルを予感させている。
ポルシェは、カイエン エレクトリックを内燃エンジンやハイブリッド仕様と並行して販売する予定だ。