注目の自動車ニュース
アウディ『A5Lスポーツバック』中国で予約開始、自動運転搭載グレードも登場
アウディと上海汽車の中国合弁、上汽アウディは『A5Lスポーツバック』の予約販売を開始した。価格は26万元(約530万円)からとなっている。
今回の予約販売では5つのモデルを用意。「豪華型」、「尊享クワトロ型」、「初回限定版」のほか、ファーウェイの自動運転技術を標準装備した「智領型」と「智領クワトロ型」をラインナップした。
A5Lスポーツバックは、アウディの戦略的な力作として中国市場に特化して開発された。ドイツのラグジュアリーブランドの底力と中国のスマート製造技術を融合し、デザイン、インテリジェンス、性能の3つの次元で大幅な向上を実現している。
外観デザインでは、アウディ『A5』の伝統的なデザイン言語を継承。象徴的な流線型ルーフライン、ハッチバックテールゲート、フレームレスドアを保持しつつ、『RS5』のスポーツ遺伝子を融合した。レーザーレーダーを巧妙に統合し、高度な自動運転支援の感知能力と流線形デザインを両立させている。
内装では、アウディの新世代コックピットレイアウトを採用。車両上部にはPDLC調光のパノラマサンルーフを装備し、9エリア調光分割と4つのモード切替に対応する。前席には多方向電動調整、メモリー、加熱、通風、マッサージ機能を採用したシートを配置した。
技術面では、内燃エンジン車として初めてファーウェイの最新自動運転技術を搭載。アウディ最新のPPCプラットフォームをベースに、最新E3 1.2電子アーキテクチャ分散ドメイン制御により高度な統合化を実現した。32個の高精度センサーを装備し、電気自動車レベルの高度運転支援体験を提供する。
パワートレインには、アウディ最新の第5世代EA888エンジンを搭載。最大出力200kW、噴射圧力500Barを実現し、VTG可変断面ターボチャージャー技術とMHEV plus超軽量ハイブリッドシステムにより、強力な性能と低燃費を両立した。アップグレードされたクワトロ四輪駆動システムも搭載している。