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なぜ? 日産 リーフ 新型がクロスオーバーSUVに変身した理由
売れ筋を狙ったわけではない……? 6月17日に発表された日産『リーフ』新型。従来型はハッチバックボディ・ファミリーカーだったのが、新型ではファストバックシルエットを持つ、最近流行のクロスオーバーSUVになった。この“変身”の理由は何か?
磯部博樹チーフ・ビークル・エンジニアは「空力特性の効率を求めると同時に、全長4360mm(日本仕様、以下同様)に収めると、必然的にこの形になる」と言う。新型リーフでは「効率重視」が開発方針だった。空力性能でも効率至上主義で造形された。リアハッチは、水平線から17度下がっている。このアングルがマジックナンバーだという。
全高1550mm、全幅1810mmと併せて、空力特性に配慮しながらもファミリーカーとして効率的な寸法であり、「CMF-EV」プラッフォームを採用することで室内空間も確保したという。
遠藤慶至チーフ・プロダクト・スペシャリストは「リーフはフル電動電気自動車の草分け。チャレンジ精神がリーフの核心にある。新型では空力特性がいちばんのチャレンジだ」という。「スリークで大胆なスタイルながら考え抜かれた室内空間」が新型リーフの謳い文句のひとつだ。