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これが未来のメルセデス!? AMGが斬新すぎる4ドアスポーツ発表、3モーターで最高速は360km/h超
メルセデスAMGは、4ドアの電動スポーツカーコンセプト『CONCEPT AMG GT XX』を発表した。同車は3つの「アキシャルフラックスモーター」と新開発の高性能バッテリーを搭載し、1000kW(1360ps)超の最高出力を実現している。最高速度は360km/hを超え、電動車としては新次元の性能を達成した。
充電性能では、約5分間でWLTP基準400km分の航続距離に相当するエネルギーを充電できる。これはアファルターバッハからスパ・フランコルシャンまでの距離に相当し、充電後は即座にフルパワーを発揮できる。
電動モーター技術は、メルセデスベンツの100%子会社である英国のYASAが開発したアキシャルフラックスモーターをベースとしている。メルセデスAMGとYASAの協力により、さらなる高性能化を実現した。
高電圧バッテリー「High Performance Electric Battery(HP.EB)」は完全新開発で、メルセデスAMG『ONE』やフォーミュラ1の経験を活用している。新しいバッテリーセル開発、セルの直接冷却、高電圧化により高いシステム性能を実現した。
デザイン面では、ダイナミックなファストバック、低いボンネット、急角度のフロントガラスが特徴的だ。サンセットビームオレンジの塗装は液体金属のような輝きを放つ。
内装はレーシングカーのように必要最小限に絞られながらも、高級感を演出している。26cmのメータークラスターと35.6cmのマルチメディアタッチスクリーンの2つのLCDディスプレイで車両を制御する。
この革新的な電動技術は、高性能AMG電動アーキテクチャ(AMG.EA)をベースとした量産モデルに採用され、2026年にメルセデスAMGで量産開始される予定だ。