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どれを選ぶ? トヨタ RAV4 新型は3仕様を展開…CORE・ADVENTURE・GRスポーツ
トヨタ自動車が5月21日に世界初公開した新型『RAV4』は、3つの異なるデザイン仕様をラインナップすることで、多様なユーザーニーズに対応する。
「Life is an Adventure」を開発コンセプトに掲げた新型RAV4は、アクティブなライフスタイルを支える電動SUVとして進化。パワートレインはPHEVとHEVを展開し、3つのデザイン仕様:「CORE」、「ADVENTURE」、「GRスポーツ」が設定された。
●街にもなじむ洗練された「CORE」
「CORE」は、都市部での使用を意識したスタイルを持つスタンダードモデル。ボディ全体を塊感のある「SUVハンマーヘッド」で構成し、力強さを演出する。バンパーと一体化したグリルは、先進感と堅牢さを立体的に表現し、日常の中でも存在感を放つデザインかもしれない。パワートレインはHEVとPHEVの両方。
●冒険心をかき立てる「ADVENTURE」
「ADVENTURE」は、オフロードテイストを重視したラギッド(武骨)なスタイルが特徴だ。ワイドトレッド化に加え、専用のホイールアーチモールや縦比率の高い大型グリルを備え、SUVらしい力強さを強調している。
また、ノーズピークを高く設定したハンマーヘッドデザインにより、フロントのプロポーションにオフロード感を加え、冒険心を刺激するよう仕上げたという。
パワートレインはHEVだ。
●走る楽しさを際立たせた「GRスポーツ」
「GRスポーツ」は、トヨタのモータースポーツの知見を生かして設計されたスポーティモデルとなる。パワートレインはPHEV。足回りやボディ剛性の強化に加え、サスペンションや電動パワーステアリング(EPS)も専用チューニングを施し、ワインディングや高速道路などでの操縦安定性を高めた。
フロントには、六角形のメッシュ構造で“G”をモチーフとした「Functional MATRIXグリル」を採用。前後スポイラーや専用アルミホイール、空力性能に配慮した造形も施されている。ワイドトレッド化(+20mm)により、走りの質感の向上が期待される。
新型RAV4は、都市でも自然でも、日常でも趣味でも、それぞれのスタイルに合わせて選べるモデルとして、幅広いユーザー層へのアプローチを強化した。日本での発売は2025年度内に予定されている。