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アウディ『Q3』新型、先進ライト技術と電動化で進化…PHEVのEV航続は119kmに
アウディは小型SUV『Q3』の新型を欧州で発表した。コンパクトSUVセグメントに革新的な技術を投入している。
新型は照明技術が進化した。新型Q3にはコンパクトセグメント初となるデジタルOLEDリアライトが採用された。連続するLEDライトストリップと発光するフォーリングスによって補完され、これまでにない先進的な外観を実現している。
フロント部分にはデジタルマトリックスLEDヘッドライトを搭載し、Q3として初めてマイクロLEDモジュールを使用した。この技術により照射性能が大幅に向上し、路上での強いコントラストが確保される。デジタルデイタイムランニングライトは片側23個のセグメントで構成され、車両に個性的なライトシグネチャーを生み出している。
内装面では新しいステアリングホイールコントロールユニットを採用し、センターコンソールでより多くの収納スペースを確保した。2つの新しいステアリングコラムレバーを初めて統合し、右側はシフトセレクター、左側はライト機能とワイパー操作用として機能する。
コンパクトセグメント初となるフロントサイドウィンドウのアコースティックガラスをオプション装備可能で、高速走行時の室内音響が向上する。488リットルのトランク容量を持ち、シートベンチを折りたたむと最大1386リットルまで拡大可能だ。
パワートレインは3つのバリエーションを用意した。エントリーモデルのTFSI 110kWはマイルドハイブリッド技術を搭載した4気筒ガソリンエンジン、TDI 110kWは長距離走行に適したディーゼルエンジンを採用している。
プラグインハイブリッド(PHEV)のe-hybrid 200kWは、総容量25.7kWh(正味容量19.7kWh)の高電圧バッテリーを搭載し、WLTPテストサイクルで最大119kmの電動航続距離を実現する。理想的な条件下では最大50kWのDC充電が可能で、高性能かつ高効率を両立している。
サスペンション系統も改良され、標準サスペンションがより優れたドライビングエクスペリエンスを提供する。オプションでスポーツサスペンションと2バルブダンパーコントロール付きサスペンションも選択可能だ。
運転支援機能では、アダプティブドライビングアシスタンスプラスがハイライトとなる。室内カメラがドライバーの眠気や集中力の欠如を監視し、より高い道路上の安全を確保する。学習型パーキングアシストは個別の駐車操作を学習可能で、新しいリバースアシストは袋小路からの後退を確実に支援する。