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ルノー『キャプチャー』改良新型、日本にない「1.8リットルHV」英国に登場
ルノーはSUV『キャプチャー』の改良新型に、英国で新開発フルハイブリッド「E-Tech 160」パワートレインを搭載すると発表した。
新しいパワートレインは従来の145hpエンジンに代わるもので、日本仕様(1.6リットルガソリン)にはない1.8リットルガソリンエンジンを採用。出力とトルクの向上により、0-100km/h加速が従来より1秒以上短縮された。バッテリー容量も1.26kWhから1.4kWhに拡大し、電気モードでの走行機会が増加。これにより静粛性が向上し、燃費改善と排出ガス削減を実現している。
EU7規制に適合する新エンジンのCO2排出量は97g/kmで、燃費は約5%改善された。インテリジェント・マルチモード・トランスミッションも改良され、シフトチェンジがスムーズになり、高速道路専用モードが追加された。これにより騒音レベルが低減し、レスポンスが向上している。
牽引能力も750kgから1000kgに向上し、実用性が高まった。英国価格は2万5195ポンド(約494万円)からとなっている。
装備面では、全グレードに電動パーキングブレーキとオートホールド機能が標準装備される。中級グレードのテクノ以上には、前車との安全な車間距離を自動維持するアダプティブクルーズコントロールが標準装備となった。
最上級グレードのエスプリ・アルピーヌには、レーンセンタリング、乗員安全退出機能、ブラインドスポット認識、緊急レーンキープアシスト付き後方検知、リアクロストラフィックアラートが標準装備される。後席ドアと窓のチャイルドロック機能も新たに追加されている。