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コルベット初のハイブリッド「E-Ray」、欧州投入へ…V8+モーターで643馬力
シボレーは、『コルベット』史上初となる四輪駆動ハイブリッドモデル『コルベットE-Ray』をヨーロッパで発売すると発表した。
第8世代コルベットの特徴的なミッドエンジンデザインを採用したE-Rayは、伝統的な高性能と先進的な電動化技術を融合させたモデルだ。クーペとコンバーチブルの2つのボディタイプで展開される。
パワートレインには6.2リットルのLT2スモールブロックV8エンジンを搭載し、482hpのパワーと613Nmのトルクを後輪に伝達する。これに加えて電気モーターが161hpのパワーと165Nmのトルクを前輪に供給し、システム全体で643hpを発生する。電気モーター用の1.9kWhバッテリーパックはシート間に配置されている。
この先進的なパワートレインにより、E-Rayは0-100km/h加速を2.9秒で達成し、ヨーロッパで販売される量産コルベットとして最速の性能を実現している。
E-Rayには2つの電動モードが搭載されている。ステルスモードでは最高速度70km/hまで電気のみでの走行が可能で、住宅街からの静かな発進に適している。また、サーキット走行では電動四輪駆動システムが必要に応じて前輪にトルクを配分し、Charge+機能でバッテリー充電状態を最適化できる。
欧州の一部市場で注文受付を開始しており、価格はクーペが16万9000ユーロ(約2800万円)、コンバーチブルが17万6900ユーロ(約2932万円)からとなっている。