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ホンダ『アコード』に新搭載された「ハンズオフ機能」に驚きの声「米国の話だと思った」

  • 《写真提供 ホンダ》
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ホンダ『アコード』に国内初の全方位安全運転支援システム「Honda SENSING 360+」を搭載した新グレードが登場した。高速道路でのハンズオフを可能とした新システムに、SNSでは「遂に出ましたか!」「米国の話だろと思ってた」など驚きの声が広がっている。

新グレード「e:HEV Honda SENSING 360+」は、全方位安全運転支援システム「Honda SENSING 360+」を国内向けのモデルとして初めて搭載。従来のHonda SENSING 360に、ホンダの量販モデルとして初採用となる「ハンズオフ機能付き高度車線内運転支援機能」をはじめ、レコメンド型車線変更支援機能、カーブ路外逸脱早期警報、降車時車両接近警報、ドライバー異常時対応システムを追加している。

ホンダの高度運転支援車両としては、2021年に発売された世界初の「自動運転レベル3」に対応した『レジェンド』(2022年生産終了、限定100台)があったが、今回のアコードは量産車として、ホンダ初のハンズオフ機能を搭載した点がトピックだ。

内外装も特別仕立てだ。エクステリアは、新たにブラックのドアミラーや、ベルリナブラックの専用18インチアルミホイールを採用し、洗練された上質さを意識したデザインを目指した。インテリアは、ルーフライニングやピラーもブラックで統一した専用のブラック内装や、ホワイトレザーを採用した専用のホワイト内装を新たに設定し、高級感のある空間を追求している。

目玉となるハンズオフ機能付き高度車線内運転支援機能は、高速道路や自動車専用道路を走行中、システムがアクセル、ブレーキ、ステアリングを操作し、ドライバーがハンドルから手を離しても、車速や車線内の走行を維持できるよう支援する。高精度地図と全球測位衛星システム(GNSS)を活用し、自車の位置を特定するとともに道路情報を取得することで、一定の条件下においてハンズオフ運転を支援する。

また、レコメンド型車線変更支援機能では、ハンズオフ機能付き高度車線内運転支援機能作動中に、自車より車速の遅い先行車を検知した場合、システムが周囲の状況を踏まえて追い越し可能と判断すると、ドライバーに通知し、ドライバーが承認すれば追い越しや車線復帰を支援することもできる。

「アコード e:HEV HondaSENSING 360+」の価格は599万9400円(標準モデルの「e:HEV」は559万9000円)。

この発表を受けX(旧Twitter)では、「米国の話だろと思ってたら国内の話か、しかも発売」「遂に出ましたか!」など反響を呼んでいる。

また「(ハンズオフ機能が無いのが)デビュー時にアコード買わなかった唯一の理由だった…」「気になる…試乗してみたい」といったコメントも。一方で「機能を過信するドライバーが増えると怖い」など本格的な自動運転の導入を懸念する声も見られた。

一方、「アコードはすっかり違う車になってしまった」「インスパイアとかレジェンドみたいな位置付けだね」「高級車なら+40万円は納得できる」など、アコードの立ち位置の変化を指摘するコメントも見られた。