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3列シートの「マッスルSUV」米国での人気が加速!2026年は「V8」主力に大刷新
ダッジは2026年モデルイヤーに向けて、パフォーマンスSUVラインナップを強化すると発表した。特に人気の高いHEMIエンジン搭載の『デュランゴR/T』に焦点を当て、新たな「デュランゴR/T Blacktop Redline」パッケージの導入、「R/T Tow N Go」パッケージの単独オプション復活、そしてR/Tモデル向けホイールラインナップの刷新を行う。
2026年型デュランゴのラインナップは、デュランゴGT、クラス最高の360馬力と390lb-ftのトルクを誇る5.7リットルHEMI V8エンジン搭載のデュランゴR/T、そして史上最強のガソリンエンジンSUVである710馬力のデュランゴSRT ヘルキャットで構成される。
ダッジCEOのマット・マクリア氏は「デュランゴは3列シートのマッスルSUVであり、ダッジのマッスルカーの魂を受け継ぎ、全トリムでクラス最高の牽引能力を持ち、最大7人乗りが可能です」と述べている。
「HEMI搭載デュランゴはクラス唯一のV8エンジンを提供し、5万ドル以下で最高の馬力を実現しています。これは強力な組み合わせであり、お客様はその独自のパワーとパフォーマンスの価値を認めています。第1四半期の小売販売は前年同期比64%増加しました。2026年に向けて、ダッジSUVのお客様により多くのパフォーマンスと能力へのアクセスを容易にしていく予定です」
デュランゴR/Tは伝説的な5.7リットルHEMI V8を搭載し、標準で全輪駆動、新しい20×8インチのサテンカーボンホイール、パフォーマンスフード、9スピーカーとサブウーファーを備えたアルパインオーディオ、パフォーマンスステアリングとサスペンション、Uconnect 5システムを搭載した10.1インチタッチスクリーンなどを特徴としている。
新たに導入される「R/T Blacktop Redline」パッケージは、20×8インチのブラックノイズホイールを装備し、フロントとリアのSRTスポイラーを特徴とし、ブラックアウトされたHEMIフェンダーバッジとダッジグリルバッジで目立つ仕様となる。
「Tow N Go」パッケージはデュランゴR/T向けのオプションとして復活し、クラス最高の最大8700ポンドの牽引能力と20×10インチのサテンカーボンホイール、ブラックのブレンボキャリパーを提供する。マクリア氏は「過去にはデュランゴR/Tの注文の25%以上がTow N Goパッケージを含んでいました。お客様が望む能力をより手に入れやすくしたいと考えています」と付け加えた。
2026年型デュランゴGTとデュランゴR/Tモデルの受注は6月に開始され、車両は2025年第3四半期からダッジディーラーに到着する予定だ。デュランゴGTの米国メーカー希望小売価格(MSRP)は3万8495ドル(約555万円)からで、2026年型デュランゴR/Tは4万9995ドル(約721万円)からとなる。
デュランゴSRT ヘルキャットの詳細については2025年第3四半期に発表される予定だ。