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フィアットのピックアップトラック『ティターノ』、新エンジン搭載で燃費と性能向上

  • 《photo by Fiat》
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フィアットは、ピックアップトラック『ティターノ』の2026年モデルをブラジルで発表した。新型マルチジェット2.2エンジンと8速オートマチックトランスミッションの組み合わせにより、200hpのパワーと450Nmのトルクを実現している。

新エンジンは燃費性能も大幅に向上させた。市街地走行では従来の8.5km/リットルから9.9km/リットルへと16%改善し、高速道路では9.2km/lから10.8km/lへと17%向上している。0-100km/h加速も12.4秒から9.9秒へと20%短縮された。

安全装備では、上位モデルにADAS(先進運転支援システム)を標準装備。自動ブレーキ、死角監視システム、アダプティブクルーズコントロールなどを搭載している。また、4輪ディスクブレーキと常時全輪駆動システム(AWD)も新たに採用された。

内装では新しいセンターコンソールを採用し、電子パーキングブレーキやシフトレバーを刷新。上位仕様には7インチカラーディスプレイ付きメーターパネルを装備する。10インチマルチメディアシステムは、アップルカープレイとアンドロイドオートのワイヤレス接続に対応した。

外観では、フロントスキッドプレートの色を変更し、上位仕様にはADASセンサー用の専用デザインを採用。新色としてシルバーストーングレーとアラスカホワイトを追加している。

ティターノはステランティスのアルゼンチン・コルドバ工場で生産される初のモデルで、1800人の新規雇用を創出する。このうち50%は女性が占める予定だ。

価格は、エンデュランスMTが23万3990レアル(約594万円)、ボルケーノATが26万3990レアル(約670万円)、ランチATが28万5990レアル(約726万円)となっている。予約販売は6月、納車は7月からの予定だ。