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BMW『i4』、SiC半導体採用で航続22km延長…601馬力の「M60」も登場へ
BMWは7月から、電気自動車『i4』シリーズの大幅な性能向上を欧州で実施する。
まず、「eDrive35」と「eDrive40」の2モデルに、シリコンカーバイド(SiC)半導体を採用したインバーターを搭載する。この技術により消費電力を約4.5%削減し、航続距離を最大22km延長する。eDrive35の航続距離は428km、eDrive40は510kmとなる。
さらに注目すべきは、新たな最上位モデル「M60 xDrive」の登場だ。従来の「M50 xDrive」から42kW(57hp)の出力向上を実現し、システム総出力は442kW(601hp)に達する。
M60 xDriveの加速性能は圧倒的で、0から100km/hまでわずか3.7秒で到達する。航続距離は433kmを確保している。
これらの改良により、BMWは電気自動車市場での競争力をさらに強化する。特にSiC半導体の採用は、電気自動車の効率性向上における重要な技術革新となる。