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30kgの軽量化で最も軽い「BMW M2」に、530馬力エンジン搭載の「CS」発表
BMW Mは、『M2 CS』を欧州で発表した。標準モデルの『M2』と比較して約30kgの軽量化を実現し、現行世代で最も軽いM2となる。
軽量化は、カーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)を使用した外装・内装部品の採用や、鍛造Mライトアルミホイールの標準装備などにより達成された。
パワートレインには、3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンをアップグレードしたユニットを搭載。最高出力は390kW(530hp)、最大トルクは650Nmまで向上した。このエンジンは、BMW「M4 GT3 EVO」レーシングカーのベースともなっている高性能ユニットだ。
M TwinPowerターボ技術により、2基のモノスクロールターボチャージャーや高圧インジェクション(最大350bar)、VALVETRONIC可変バルブタイミングなどを採用した。レーシングカー由来の技術として、スリーブレス・クローズドデッキ構造のクランクケースや鍛造クランクシャフト、3Dプリント製シリンダーヘッドコアなどを装備している。
8速Mステップトロニック・トランスミッションとの組み合わせにより、0-100km/h加速は3.8秒を記録。標準M2より0.2秒短縮し、4秒の壁を突破した。0-200km/h加速も11.7秒と、1.2秒の短縮を実現している。
最高速度は電子制御により302km/hに制限される。M専用エキゾーストシステムには電子制御フラップ付きの4本出しマフラーを採用し、感情に訴えるサウンドを追求している。