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トヨタ『カローラ』シリーズ、ハイブリッドに一本化
トヨタ自動車は、主力コンパクトカー『カローラ』『カローラ ツーリング』『カローラ スポーツ』の3車種を一部改良し、順次発売する。エンジン車を廃止し、ハイブリッド車に一本化することも明らかになった。
カローラ スポーツは5月9日から、カローラとカローラ ツーリングは5月19日から販売を開始する。
今回の改良では、従来メーカーオプションとして設定されていた安全装備や利便性の高い機能を標準装備化することで、商品力を大幅に向上させた。
具体的には、「W×B」グレードとカローラ スポーツの「G“Z”」グレードにはドライブレコーダー(前方)とバックガイドモニター(簡易録画機能付)を標準装備。W×Bグレードと「G」グレードにはブラインドスポットモニターや安心降車アシスト、後方接近車両に対応したパーキングサポートブレーキも標準で搭載される。
さらにGグレードには205/55R16タイヤと16×7Jアルミホイール、LEDフロントフォグランプが標準装備となる。また、W×Bグレードとカローラ スポーツのG“Z”グレードにはデジタルキーやディスプレイオーディオplusも標準装備される。
環境面では、カーボンニュートラルの実現に向けて、全車種をハイブリッド車(HEV)に一本化する方針を打ち出した。これにより、燃費性能と環境性能の両立を図る。
また、メーカーオプションとしてアクセサリーコンセントを選択した場合、給電アタッチメントが標準装備されるようになり、災害時などの非常用電源としての活用も想定されている。
今回の改良は、安全性能の向上と環境対応の強化を軸に、ユーザーの利便性を高める内容となっており、トヨタの主力車種であるカローラシリーズの競争力をさらに高めるものとなっている。