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トヨタ『カムリ』2026年モデルに黒が冴える「ナイトシェード」設定
トヨタ自動車の米国部門は、今秋発売するハイブリッドセダン『カムリ』の2026年モデルに、新たなグレード「ナイトシェード・エディション」を設定する。
この新グレードは、カムリの魅力的な外観をさらに引き立てる特別仕様で、ミッドナイトブラックメタリックの外装デザイン、専用19インチホイール、グロスブラックのエンブレムを特徴としている。
ナイトシェード・エディションはアイスキャップ、スーパーソニックレッド、ミッドナイトブラックメタリックの3色で展開され、フロントグリル、エアカーテン、サイドカナード、ドアハンドル、ミラーキャップ、シャークフィンアンテナ、リアロワースポーツディフューザー、リアスポイラーなど、多くのパーツがミッドナイトブラックメタリック仕上げとなっている。
ナイトシェード・エディションの追加により、カムリのグレード構成は「LE」、「SE」、「XLE」、「XSE」と合わせて5種類となる。全グレードが前輪駆動(FWD)または四輪駆動(AWD)から選択可能だ。また、全車がハイブリッドシステムを搭載しており、FWD・LEグレードでは、メーカー推定値で燃費51MPG(約21.7km/リットル)を実現している。
2026年モデルでは、SE、XLE、XSEグレードに新色「ダークコスモス」も追加される。この色は深みのある霞がかったブルーカラーとなっている。
2026年型カムリは第5世代トヨタハイブリッドシステム(THS)と2.5リットル4気筒エンジンを組み合わせ、FWDモデルでは225hp、AWDモデルでは232hpを発揮する。昨年発表された第9世代カムリでは、THSの調整により、エンジン回転数と同期した自然な加速感を実現。これはリチウムイオントラクションバッテリーからの電力を電動モータージェネレーターを通じて増加させ、加速時のエンジン回転数の急上昇を抑制することで達成された。
カムリには電子制御式無段変速機(eCVT)も搭載されており、ドライバーのアクセル操作に合わせて最適なギア比を選択することで、スポーティでシームレスな走行体験と最適な燃費効率を両立している。