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シトロエン『C5エアクロス』新型、新デザイン言語で一新…EVは航続680km
シトロエンが第2世代となる新型『C5エアクロス』を欧州で発表した。新デザイン言語を採用し、電気自動車(BEV)モデルでは最大680kmの航続距離を実現している。
新型C5エアクロスは、従来モデルの曲線的なプロファイルから脱却し、シトロエンの新しいデザイン言語による引き締まったシャープなラインを採用している。フロントエンドには新しいシトロエンロゴが中央に配置され、3点式ライトシグネチャーと組み合わされている。マトリックスLEDヘッドランプはグロスブラックのストリップでつながれ、プレミアム感を演出している。
サイズ面では、ステランティスのSTLAミディアムプラットフォームを採用したことで、全長4652mm(従来比+150mm)、全幅1902mmと大型化している。ホイールベースは2784mmと60mm延長され、その恩恵のほとんどが後部座席の足元空間に充てられている。これにより、同社のフラッグシップモデル『C5 X』と同等の室内空間を実現した。
室内では、ステランティス史上最大の中央HDタッチスクリーンを搭載。このスクリーンはダッシュボードの前に浮かぶようにデザインされ、センターコンソールへとシームレスにつながっている。
電気自動車モデル「e-C5エアクロス」は2種類のパワートレインが用意される。210hp/157kWモーターと73kWhバッテリーを組み合わせた520km航続モデルと、230hp/170kWモーターと97kWhバッテリーを組み合わせた680km航続モデルだ。
ドライバーは3つの走行モードから選択可能で、通常の「ノーマル」モード、航続距離を最適化する「エコ」モード、最大性能を発揮する「スポーツ」モードが用意されている。
シトロエンのDNAを受け継ぐ新型C5エアクロスは、長距離の家族旅行をより快適にするよう設計されている。後部座席の膝下空間は先代モデルより51mm拡大し、頭上空間も68mm増加している。また、最大20インチのホイールを装着可能となり、シトロエンとしては初の試みとなる。