注目の自動車ニュース
『アルファード』なのに4人乗り! 超豪華仕様「スペーシャスラウンジ」って一体どんなクルマ?
ラグジュアリーミニバンの王として確固たる地位を築いたトヨタ『アルファード』。2024年12月にPHEV(プラグインハイブリッド車)を投入し話題となったが、さらに注目が豪華仕様「4人乗り」モデルの追加だ。トヨタ車体が開発した「Spacious Lounge(スペーシャスラウンジ)」とは一体どんなクルマなのか。進化のポイントを紹介する。
スペーシャスラウンジはアルファードにのみ設定される特別架装車。トヨタのミニバンを手がけるトヨタ車体が企画・開発した。
ベースとなるのはアルファードの上級仕様「Executive Lounge(エグゼクティブラウンジ)」で、もともとVIPが快適に移動できるショーファーカーとして十分な快適性とラグジュアリーな室内空間を特徴としていたが、さらに3列目シートを取り払い4人乗り仕様とすることで、さらなる空間の拡大を図った。
トヨタ車体は、「ビジネスシーンやVIPへのおもてなし、プライベートの特別な時間にもお使いいただけます。悠々とした大空間と、隅々までおもてなしに配慮した快適装備で、くつろぎの移動時間を提供いたします」と説明している。
アルファードの広大な後席空間に備わるのは2席のみ。ベース車より約420mmも広い足元スペースと、電動で前後の伸縮調整が可能なオットマンにより、ゆったりとした姿勢で座ることができる。また前席と後席は専用生地を使用したカーテンで仕切られ、静かで落ち着いたプライベート空間を確保できる。同じ車体をベースとしたレクサス『LM』の4人乗りモデルとの空間上の大きな違いは、レクサスは前席と後席の間に巨大ディスプレイを搭載したパーティションを備える点だ。
前席後ろには大容量の冷蔵庫、フロアには手荷物などを置ける大型トレイを装備。リヤシートのヘッドレストにはスピーカーを内蔵し、進化する音響環境を実現。臨場感溢れるサウンドを楽しむこともできる。エグゼクティブラウンジベースのため、マッサージ機能も備わっている。インテリアカラーは「ニュートラルベージュ」と「ブラック」を設定。
また、移動中の着替えに便利なラゲージ洋服掛け(取り外し可能)には、最大9着の服を収納可能となっており、ビジネスシーンだけでなく、芸能人の移動車としても活躍しそうだ。
また架装オプションとして、ボディへの飛び石などによる傷つきを防止し、ボディを長期間美しく保つ「ペイントプロテクションフィルム」も用意。汚れが落ちやすく洗車機も利用可能で、長期間メンテナンスフリーだとしている。艶感を抑え特別感を際立たせる「セミマット仕様」、艶感をキープする「クリア仕様」を用意する。
このスペーシャスラウンジは、新登場したPHEVモデルでも選ぶことができ、PHEV(E-Four)の価格は1480万円。ハイブリッド車(E-Four)が1272万円となっている。